北京市

北京/天安門と王府井の全聚徳 新疆ウイグル自治区・南疆鉄道の旅㉑

北京

北京首都空港

22:00 北京首都空港着。

国内線だが、この度デカい空港から外に出るのに結構な時間が掛かる。

22:50 北京西行きリムジンバスに乗車。乗車後、直ぐに出発した。
23:00発だと思い、乗車前に水を買おうとしたが、買わなくてよかった。

約1時間後の23:50頃、「前門大街南口到了!」と車内アナウンスが流れ、下車したが、降りたバス停はそんな名前ではなかった。
ホテルまで結構な距離があるなぁと思いつつ、荷物を背負い、珠市口東大街→珠市口西大街へと20分くらい歩く。

今回の旅のルート。点線は帰路の移動ルート。

東方飯店

0:20過ぎ、万明路にある予約していた「東方飯店」に着く。
日付けを跨いでしまったが、デポジット予約をしていたので、キャンセルされることなく、フロントは深夜でも対応良かった。部屋に荷物を置き、水を買いに行く。
この時間でもコンビニまがいの店が何件か開いていた。
飛行機に座っているだけであったが、移動距離が長いせいか、もの凄く疲れた。
ホータンから北京までどれくらいの距離を移動してきたのだろう?
シャワーを浴びる気力もなく、直ぐに寝てしまった。

自分が宿泊した部屋は「経済房」でCtrip予約320元。キャッシュバック40元あり、実質280元だ。
部屋は日本のビジネスホテル並みの狭さ。但し部屋はとても清潔で、設備は日本のビジネスホテルとほぼ同じ機能を有していた。

翌朝8:30起床。シャワーを浴びて、荷物をまとめる。

写真はホテルロビーに飾られていた絵画。魯迅先生が何かを熱く語っている。

「経済房」は通常の部屋とエレベータも異なり、隔離されている。

ここ東方飯店は1915年民国時代に建設された老舗ホテル。

9:30過ぎにチェックアウト。フロントに荷物を預け、外へ出る。

実は東方飯店は大学時代(1995年夏)、友人5人と北京へ遊びに来て宿泊した。
その後、一人旅の時もこの周辺によく宿泊していたので、ちょっとした思い入れがあり、とても懐かしい。
なので今回、敢えてここに宿泊した。

この辺、万明路沿いの風景。
周囲の店は新しく変わっているが、雰囲気は昔とあまり変わっていない。

万明路

周辺を暫し散歩する。

何やら火事の跡らしい。出火後間もないようで、生々しかった。

万明路と永安路の交差点。

この先を100mくらい行くと、梨園劇場のある前門飯店がある。

新北緯飯店

新北緯飯店。
サッポロビールの資本で建設され、以前は「天橋賓館」という名前であったが、サッポロビールの資本撤退後、今の名前に変わった。英語名「Rainbow Hotel」は変わらず。

自分が初めて北京に来たときに宿泊したホテルでもある。

このホテル周辺、日本人をターゲットにしたボッタ栗タクシー及びレストランが集っていたが、今はそんな気配は無い。

北緯路。

万明路へ戻り、漢庭連鎖酒店の前に来る。ここの漢庭は「漢庭」のクセに1泊最低400元近くする。
自分の宿泊した部屋より明らかに高い。

新疆風味「蘭州馬記拉麺」

ホテル近くにあった蘭州ラーメンの店。昨夜、水を買いに来たとき空いていたので24時間OPENの店かと思っていたが、朝は閉まっていた。昨日まで新疆にいたのに「新疆風味」という言葉の響きが妙に懐かしく感じる。
昨日のお昼過ぎまでディープな新疆の地にいたのだが、それが遥か遠い昔のことのように感じる。そして今は全くの別世界にいるような不思議な錯覚を感じる。

空いていれば朝食を食べに入ったのだが、残念。

珠市口方向へ行く。

山西料理「晋陽飯庄」

「晋陽飯庄」という山西料理のレストランの建物が見えた。ここも老舗な店で、まだ健在していた。
最近ガイドブックに載らなくなったので、無くなったかと思い、心配していた。
1度行ったことがあるが、とても美味しかった。但し1人で入れるような店ではない。

珠西口西大街

珠西口西大街。
ここの通りは20年前とガラリと変わっている。昔は庶民的な馴染みの持てる通りであったが、現在は無味乾燥とした大通りと変わってしまった。

恵中大厦。
オフィスビルらしいが、以前は恵中飯店という格安ホテルであった。
一時期マックもテナントとして入っていたが、今回来たとき無くなっていた。

このバス停、「万明路」となっているが、珠市口西街上にあり、実際の万明路からも離れている。

なんとなく前門大街まで歩いていこうとしたが、だんだん日差しが強くなり、暑くなってきたのと、そう時間があるわけでもないので、5路のバスで前門、天安門広場方面へ向かう。

バスの最前列から撮影。

バスの中はクーラーが効いていて超快適。

珠市口西大街から珠市口東大街へ入ったところで左折して、前門東路へ曲る。

前門東路

前門東街。
こんな道路、以前はなかった。前門大街が歩行天になったので、前門大街両脇に出来た道路だ。

毛主席記念堂が見えた。その手前に前門のバス停が見え、下車するか迷ったが、そのまま乗って行く。

広場東路へ入る。

外の気温はかなり高いのに、物凄い人だ!

毛主席の遺体が安置されている毛主席記念堂の参観の行列だ。

天安門広場

天安門

天安門西というバス停で下車した。

こっから王府井方向へ行けないか模索する。

確か地下鉄の駅もあったような・・

現在、天安門前は徒歩で通行出来ないようになっている。よって向こう側へは徒歩では行けない。

行く予定のなかった中山公園方向しか進めないので、流れに任せて突き進む。逆走は無理だ。

中山公園

中山公園の中へ入った。

長廊がある。過去1回来たことがあるが、こんなのあるとは気が付かなかった。

門上の絵は大変見事である。

中山公園の中へ入り、だんだん状況が分かってきた。

天安門が封鎖されており、現時点で中山公園は故宮への入口となっていたのだ。

だけど今回、故宮を観光するつもりは無い。時間的にも余裕は無い。

紫禁城午門

午門へ出た!

観光客は非常に多いが、入場券売り場はそんなに込んでいない。
10分もしないうちに買える列だ。今はネット予約出来るので、ほとんどの観光者は事前に入手している.

天安門方向。

「東華門」方面の案内がある。

東華門は王府井から歩いていける一番近い門だ。どうやら王府井へ抜けられそうだ。

中山公園は無料では入れたが、労働人民文化宮は有料だ。

内城を囲む筒子河。

東華門

東華門。
王府井から何回か見に来たことがあったが、門が開いているのをはじめて見た。

東華門大街

東華門大街。

東華門大街×南河沿大街の交差点付近。

前門と故宮結ぶ観光2線のバス停。料金がなんと15元!普通のバスが2元なのと比べると、かなりボッタ栗のような気がする。

香港美食城。

ここも美味しかった思い出があるが、今はもう潰れていた。

王府井大街

王府井に出る。

アップルストアがある。

北京市百貨大楼。

全聚徳へ向かう。

北京全聚徳王府井店

全聚徳王府井店に到着。11:00開店で10:50に着いた。

対面あるに天津名物「狗不理」包子の店。

間に合った!と安堵し2Fへ上がると物凄い人が待っていた。一瞬諦めモードになる。

受付の服務員に予約が必要か聞くと、予約は不要で席は先着順。中を覗くと朝礼をしていた。

11:00前に朝礼が終わり、開門!どっと客が中へ突進し、自分も負けずに席を確保す11:00前に朝礼が終わり、開門!どっと客が中へ突進し、自分も負けずに席を確保する。

お一人様なので小さい席を確保。中は広く、テーブルも多く、それほど慌てる必要は無かった。

さっそく半只を注文するが、ダックを焼くのに40分掛かると言われる。

そのため、出来るまでの繋ぎでビールを注文した。
真昼間だが、今回の旅行最後の締め括りとして、無意味に祝杯を挙げたくなった。
ビールは28元もするのに、出てきたのは缶ビールであった。

名前は忘れたが、餃子の一種も注文した。かなりお洒落な餃子で、味も上品であった。

40分掛かると言われたが、テーブルに着いてすぐに注文したこともあり、ダック(半只)は25分で出てきた。
コックが目の前で切って盛り付けてくれる。

1口目は女性の服務員が見本として包んでくれた。テーブル単位で10%のサービス料が掛かっている。

パリパリした皮の部分は白糖をつけて食べろ、と言われ、そうして食べた。


以前来た時はこんな食べ方しなかったけど、これがすごい美味!感動した。

開店後40分経過後の様子(11:40)。まだいくつか空いているテーブルがある。

ダックを頼むと、各テーブルへ運んできて、目の前で切って盛り付けをしてくれる。

12:00過ぎに会計した。このころになるとテーブルはほぼ全て埋まっていた。

最後に名残惜しく記念撮影。

近くにはしゃぶしゃぶの老舗「東来順」もある。

新華書店を覗いてみたが、時間が無いのですぐに出て来た。

もうそろそろ行かなければならない時間になった。タクシーを拾い、空港へ向かう。

しかしタクシーがなかなか捕まらず、20分くらいかけてやっと1台拾えた。

車を止めてはならない場所から無理に乗り込むでしまった。一旦、荷物を取りに東方飯店へ行ってもらう。

老舗のホテル「北京飯店」。北京へは10回以上きているが、まだ1度も宿泊したことがない。

東長安街を進む。

北京飯店の対面にある建物。比較的新しい。何の建物かは不明。

この後、東方飯店で荷物をピックアップし、空港へ向かった。

北京首都空港T3

13:25 道中渋滞することも無く、北京首都空港T3へ到着した。

今回の旅行はこれで終わり。

と、いきたかったが、このあと続きが出来た。航空会社カウンター側のミスで飛行機に乗れなかった。翌朝便に振り替えてもらい、翌日帰国した。
空港近くのホテルへ送迎してもらい、15:00頃、ホテルへ着いた。そのあと再び市内へ戻り、少し観光することもできたが、気分はもう帰国する状態となっており、また外はかなりの猛暑で、新疆旅行の疲れもあり、気力、体力は残っておらず、おとなしくホテルで休むことにした。

今回の旅行、行きも遅延し、帰り飛行機に乗れず散々であったが、新疆内での旅行はとても充実しており、非常に楽しかった。