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中国観光ビザ(Lビザ)の取得手順

中国査証

中国ビザの種類はいろいろありますが、ここでは観光ビザ(Lビザ)の取得手順について説明します。
尚、観光ビザの中にも1次、2次、多次(マルチ)などがありますが、現在(2024年5月時点)は1次ビザ(発効から90日以内の入国で、30日間滞在可能)しか基本的に申請が出来ません。申請書に3種類の選択肢(1次、2次、多次〈12か月間有効〉)がありますが、2次や多次で記入、申請しても、窓口で1次に書き直しさせられます。

中国ビザ申請場所

中国ビザの申請場所は、現住所により予め決められています。首都圏や大都市圏内に居住している場合は、申請場所へ行くのにそれほど問題はないと思いますが、地方在住の方で、申請受付場所から遠い場所に住んでいる方は、かなり大変であると感じます。例えば沖縄に住んでいる方は、申請まで福岡まで行かなければならなりません。福島に住んでいる方で、新幹線で東京まで行った方が早いという場合でも、新潟で申請をしなければならない状況です。     
(※下記中国大使館HP参照)
中国驻日使领馆辖区划分 – 中华人民共和国驻日本大使馆 (china-embassy.gov.cn)

中国ビザ申請に必要な書類

申請の際、10本指の指紋を採取が課されるため、申請する本人が出頭する必要があります。
(但し14歳未満、70歳以上は代理人申請が可能。)
※2回目以降は指紋採取免除される場合もありますが、本人の出頭は必須の様です。

中国ビザ申請に必要な書類は主に5点ありますが、申請書を作成する前に準備しておく必要がある書類が3点あります。

申請書入力前に準備しておくもの

  • 証明写真(アップロード用電子版と実物証明写真1枚)
  • 航空券の予約表
  • ホテルの予約表(ホテル以外に宿泊する場合は別の書類が必要)

上記3点は、申請書作成時にアップロード、記入が必要となるため、事前に準備しておかないと申請書の記入を進めることができません。最終的に申請の際、必要となる書類は次の5点になります。

航空券のEチケット控えコーピー、ホテルの手配確認書については、Lビザを取得後に変更しても問題ありません。但し発行されたLビザの有効期限内に入国、出国する必要があります。

また上記以外、実際に窓口で要求されるものがあります。それは   

旧パスポート及びその写真ページと旧パスポートで最後に中国から出国したスタンプが押されたページのコピー

自分は別の方の情報から事前に知ったので、当日旧パスポートを持参して行き、実際に提示を要求されました。持っていない場合、どうなるか分かりませんが、旧パスポートを所持する義務などないので、無くても申請は出来るはずです。ただ旧パスポートを提出したら、あれこれしつこく聞かれることもなく、スムーズに申請が進んだ気がします。

中国ビザ申請書記入・作成の手順

以下、東京での申請を参考としてご紹介します。Googleで「中国ビザ申請」などで検索すれば、下記の画面が出てきます。
Chinese Visa Application Service Center (visaforchina.cn)

STEP.1

上記赤〇の部分をクリックします。

STEP.2

上記「申請書入力」の箇所をクリックします。

STEP.3

「同意」をクリックします。

STEP.4

「新しい申請書を作成する」をクリックするします。
尚、記入を一時保存することができ、再開する場合は下の「申請表の入力を続ける」をクリックします。

STEP.5

パズルが出てきますので、横にスライドしてパズルを合わせます。

STEP.6

申請入力画面の「第1部分」が出てきますので、記入を始めます。尚、記入必要箇所は「第10部分」まであrます。「第1部分」で写真のアップロードがあるため、事前に3か月以内の証明写真(電子版)を準備しておく必要があります。証明写真に関しては厳し規定があるので、「カメラのキタムラ」など手慣れた専門店で「中国ビザ用の写真を撮りたい」と依頼するのが、撮り直しさせられるリスクがかなり低くなり、手っ取り早いと思われます。尚、自分は「カメラのキタムラ」で電子版写真と規定サイズの写真2枚(1枚は予備)を依頼し、料金は3,040円でした。

氏名欄記入は英語、日本語、中国語どれでも可。

「第10部分」まで問題なく記入を終えると、印刷画面が出てきますので、申請書一式を全て印刷し、当日持って行きます。また「受取り番号」が出てくるので、その番号を必ず控えておきます。申請日の予約をする際にこの番号が必要になります。

申請日の予約は2023年12月に廃止になりました。ご自身の都合の良い日に所管のビザ申請場所へ行き、所定の申請時間内で申請が出来ます。

ビザ受領について

申請日当日、申請が無事に許可され終了すると、レシートのような受領書が渡されます。ビザの受領日は申請日から第4営業日以降になります。例えば火曜に申請へ行き、受理されると、同じ週の金曜以降に受け取りができます。受領の際は、受領書を持参していきます。受領は代理人でも可能です。また受領場所は申請を行った大部屋ではなく、同じフロアにある小部屋になります。一旦、大部屋に行き、入口の係の人に「受領に来た」と言うと、待ち受け番号表をくれるので、小部屋で順番が来るのを待ちます。受領受付時間は9時から15時の間です。12時~14時の間は4名いるスタッフが2名ずつ食事休憩に入るので、2名対応となり、時間が掛かります。