新疆ウイグル自治区

カシュガル/新疆名物「ラグメン」 新疆ウイグル自治区・南疆鉄道の旅③

カシュガル

カシュガル駅前

10時過ぎに駅構内から外へ出てきた。駅舎の時計が壊れている。

カシュガル駅前の様子。

駅前は3重の柵が作られ、ここも装甲車を配備し、完全武装した武警が厳重に警備している。

下車した乗客は即、駅構内から外へ追い出される。問答無用に駅構内へは近づくことは出来ない雰囲気だ。

以前はこんな柵なかったのだろう。

ウルムチと違い、ウイグル族が多い。

見た感じ半数以上はウイグル族だ。

駅から少し離れた場所にタクシー乗り場がある。きちんと決められた場所で待機している。

タクシー運転手たちのしつこい呼び込みや勧誘はない。
声はかけられたが、「自分はバスで行く」と言うと、運転手たちはあっさり引き下がっていった。

28路バス(カシュガル駅→カシュガル市内)

タクシー乗り場の後方にいくつか路線バスが止まっていたので、歩き方を参考に28路バスに乗車。
なんかウルムチのバスとは全く雰囲気が異なる。

それとバス中、独特に匂いが充満している。
何の匂いかというと、香辛料をたっぷりかけた羊肉串の匂いだ!
初めて韓国へ行った時、宿泊した簡易ホテル♨の周辺がキムチの匂いで充満していたが、それと全く似たような感じだ。
本当に羊肉串の匂いだ!

出発。

バスの先頭に座り、そこから撮影。

どこで降りるべきか分からないが、予約してあるホテルは大観覧車近くなので、それが見えたら下車しよう。バス料金は1元。

「中国夢」の妖精

バスの中のモニター画面なのだが、ウルムチまで乗って来た国航でも同じ放送をやっていた。

ただし国航のとは少し違った。

漢服を纏ったこの子、、

突如、バリバリのウイグル語を話し出した(汗!)

人民東路

カシュガル駅を出発して20分くらい。

大観覧車が見えた!ということは、この通りは人民東路。
次の停留所の「農業銀行家属院」で下車した。

ハンバーガー兼洋食店。下車したところは洒落た店が多かった。

旧カシュガル国際バスターミナル

人民東路を人民広場方面に歩いていくと、天南路の長距離バスターミナルが見えたので、明日のタシュクルガン行きのチケット先に購入しに行く。

しかし閉鎖されていた。

今年6月16日、バスターミナルはここから19km近く離れた郊外の広州広場隣へ移転されていた。
とりあえずホテルへ向かう。

人民広場

人民広場へ到着。

いたずらされている。

ホテルが見えてきた。今回宿泊する「天縁商務酒店」。

天縁商務酒店

「天縁商務酒店」。新疆ウイグル自治区内に数多くあるチェーン店ホテルである。

1か月前の7月初めにelongで予約し、現地払い211元であった。着いてみると標準房200元キャンペーン中で、自分の部屋も200元になった。荷物を置いて、早速外へ出かける。

「老城区四小」停車場

昼食を食べに、ネットで見つけたウイグルレストラン「欧日大」へバスで行く。ホテルと同じ人民東路上にあり、駅へ戻る方向にあるので、先ほどと同じ28路のバスで行く。

老城区四小から一駅隣の「東湖賓館」で下車。

ウイグルレストラン「欧日大」

道路対面にあった欧日大に到着。

入口が良く分からず、間違って隣の人の家に入ってしまった。。
すると中から子供が出て来た。

この子がお店の入口まで案内してくれた。
この子のおじいさんが欧日大のオーナーらしい。ウイグル族の子であるが、きれいな中国語(普通話)で話しかけてくれた。今回の旅行を通して分かったが、双語教育がかなり進んでいるようで、小学生くらいまでの若者は皆、少数民族でもきれいな普通話を喋れている。

彼女にとっては見知らぬ日本人であるが、親切に入口まで案内してくれた。

イスラム式かウイグル式かよく分からないが、中華圏とは明らかに異なる雰囲気。

内装はとても豪華である。さっそく新疆名物「ラグメン」を注文する。


ラグマンという方が現地語の発音に近いが、漢語のメニューには単に「拉麺」(欧日大拉麺)と書かれていた。ウルムチの店や「歩き方」では、ラグメンは漢字で拌麺と書かれていたのを見たが、ここでは拉麺=ラグメンである。この後行くタシュクルガンでも同じであった。

ラグメン(欧日大拉麺)を頼んだが、店員に「この辺のヨーグルト食べたこと無いでしょ、是非食べてみて!」と薦められたので、注文してみた。土地柄、ヤクかヤギか、何の乳製品素材のヨーグルトか分からないが、これはこれで美味しかった。ちなみに店員はみな20代以上ウイグル族で、普通話は片言レベル。先ほど案内してくれたお嬢さんの方が断然お上手である。

新疆名物「ラグメン」

そしていよいよ新疆名物「ラグメン」の登場。初ラグメンである。

麺の上へ豪快に具をかける。

食べる!
トマトベースの味でさっぱりしていて、麺は讃岐うどんににているようで異なるが、とてもコシがある。蘭州牛肉麺の麺とも全く違う。とっても、とっても美味しい!感動した!!ここへ来て本当に良かった!!!

ウイグル料理店「欧日大」。今回の旅で一番美味しい料理であった。

ちなみに自分が来た時は北京時間で正午を過ぎていた。しかしここ現地のウイグルの人は、基本的にウイグル時間で生活しているので、まだ10時過ぎである。来たのが少し早かったかも。

テラス席。お昼時になると、外でも食事ができると思う。

食後、カシュガル博物館へ向かう。

「欧日大」からカシュガル博物館まで1km程なので歩いていく。

カシュガル博物館

「欧日大」から徒歩15分くらいでカシュガル博物館へ到着した。

しかし!現在改修中で10月まで閉鎖中だった、残念!!


ついでに、この近くに「歩き方」で紹介されていた「米蘭」というレストランがあるはずなので、夕食の候補として探してみる。

ここではない。

10分ほど周辺を探したが、結局見つからなかった。この辺、建替えが進行中で、無くなったかもしれない。
食事に困ったら、また「欧日大」へ行かばいい。

この後、タクシーを拾って香妃墓へ行く。