斉斉哈爾(チチハル)
チチハルバスターミナル到着

14:30頃、斉斉哈爾バスターミナルへ到着。大慶からちょうど2時間かかった。

バスの路線図。大慶バスターミナルにも全く同じ路線図があった。
満州国時代の旧チチハル駅舎

長距離バスターミナルの目の前には、満州国時代に建てられた旧駅舎が健在。

こちらが現在使われている駅舎。
ここは旧駅舎くらいしか見所はないように思えるが、「歩き方」によれば東北最大のイスラム寺院があるという。

新駅舎よりも旧駅舎の方が歴史の風格を感じる。

我が国の英知を寄せ集めた建築技術を以って建てられた建築物であるが、今は接収され、共産化されている。


チチハルの見所は新・旧駅舎くらいしか無さそうだが、「歩き方」によれば東北最大のイスラム寺院があるという。
ト奎清真寺(全国重点文明保護単位)

それで来てみた。駅前から101路のバスに乗り、保険大厦下車、そこから迷い、計1時間近く掛かってしまった。


旧民家を改造して造ったような感じだ。

礼拝堂入り口。

1684年(康煕23年)建設。

礼拝堂の中。

なんか神聖で心が澄んだ感じがするが、ムスリムではないので価値が分からない。



庭園。

東寺窯殿。
斉斉哈爾博物館

続いて近くにあった斉斉哈爾博物館へやって来た。
入ろうとしたら17:00閉館20分前で、「明天再来!」と入場を断られた。17:00に必ず出る、遠くから来て明日は来れないと言い返し、何とか入れてもらった。入場は無料。

斉斉哈爾の歴史を展示しており、もともと斉斉哈爾はこの一帯では最大の城市であったことの詳細が説明されていた。

しかし東清鉄道ができ、哈爾濱が交通の要所になると、その地位を奪われた。


中国全省、地域の解放の年表。

注目すべき点は、1949年10月1日中華人民共和国成立時点で南方のいくつかの地区はまだ支配下に置けていなかったのと、香港、澳門の返還も、「解放」扱いなのか、ということである。唯一、台湾のみ「解放」できていない。

定時になると強音なベルが鳴り、速攻で追い出された。
建物は立派であったが、写真を撮るのを忘れた。

時間があるので、駅方向へなんとなく歩いて行く。

17:00過ぎであるが、バリバリに明るい。

ロバも現役で動力となり、活躍している。

適当に歩いていたら、ドイツ風の串焼肉屋を発見した。48元で食べ放題で、今回中国に来てから体力のつくものを食べていないので、夕食はここで食べることにした。
店員がいろんな種類のでっかい串刺しの肉を持って客のテーブルを回り、空いているお皿にちょびちょび切って入れてくれる。気に入った肉(またはソーセージ)がなければ、パスをする。
特に印象に残らなかったため、料理の写真は撮らなかった。

19:00過ぎに店を出た。駅までの距離感が分からないので、バスに乗車した。

バスからの風景。




斉斉哈爾駅

駅前に戻ってきた。

駅前にある斉鉄賓館。

19:30前。




駅前の様子。

斉鉄賓館。

駅前広場の様子。日が沈みかけている。


駅前にいた人々。
この人たちは何をしているのだろう?

まだ時間があるので、駅前のdico’sでサンデーを食べ待つ。
外で待っていると前の写真の風景に同化してしまいそう。

時間になったので、改札から駅構内へ入る。

最後に一枚、記念に撮影。

20:26発の満州里行きK7055次へ乗車。

斉斉哈爾始発である。

20:26定刻通り出発した。