甘粛省

武威→張掖/車窓から見る漢代長城 シルクロード鉄道旅行⑧

武威

武威駅

6:30にホテルをチェックアウトして、武威駅へ。

駅前にある西涼大酒店。

駅前広場。

駅構内の様子。
中へ入るには荷物検査、ボディーチェックがあるが、それほど厳重ではない。

朝なのか、人は少なかった。
別の見方をすれば、必要以上に駅がデカい。

7:43発のカシュガル行きに乗る。

ガラスドアには銅奔馬が描かれている。この街は本当に銅奔馬に寄添っている。現物は蘭州に取られたが。

7:30過ぎ検札開始。

列車は成都始発だ。

車両表面はかなり肌荒れしている。荒涼としたシルクロードの砂漠を何往復もしている証。

張掖まで3時間足らずの短距離移動であるが、居場所確保のため、硬座下段を取っていた。

車内の様子。

もう過ぐ出発!

ほぼ定刻通り武威を離れる。

朝8:00頃。

車窓の風景。武威からどんどん離れていく。

気が付くと、このような荒涼といした景色に変わっていた。
武威の街も、街中にいると全く分からないけど、このような荒野の中にあったのだ。

祁連山脈

祁連山脈が見える。

ただ座っていても面白くないので、車内を探索しに行く。

硬臥の中段。

こちらは同じ硬臥だけど、仕切りが違う。
(それとライオン丸がいる。)

軟臥車両。

再び硬臥車両へ。
この車両の通路脇にコンセントがあったので、充電のため、暫くここに居座る。

食堂車。
食欲をそそらない朝食セット20元しか無かった。

こちらは硬座車両。

硬座は両側窓が大きく、左右の景色が眺められ、開放感がある。

だけど過去の乗車経験上、不快度指数はかなり高い。

この一帯、夏に来ると一面緑の草原の景色となり、ものすごいキレイだった覚えがある、

車窓から。

車窓から。

金昌

武威を離れ、1時間程で「金昌」へ到着。昨日乗車した列車はここが終点であった。

山の景色が凄いが、ここに何があるのだろう?

すぐに出発する気配が無かったので、少しホームへ降りてみる。列車後方の様子。

前方の様子。

再び出発。

天津からここまでの経路。

車窓から。

車窓から。

この辺一帯、夏になると草原となり、夏景色が一番キレイだと思う。

車窓から。

祁連山脈。
まだ雪を被っている。それとなんか山の麓まで走って行けそうな感じがする。

山脈の向こうは青海省。

高鉄主体の第二蘭新線はあの山脈の向こう側を走っている。

今後、今は知っている武威経由で従来の蘭新線は貨物主体になるらしく、この景色はもう見納めかもしれない。

午前中だったせいか、することがないためか、寝ている人が多い。

祁連山脈。

硬臥中段。

硬臥車中。

硬臥車中。

硬臥上段はこのようにかなり狭い。

硬臥車中。

山丹の漢代長城

自分の座席に戻り、暫くすると、向かいに座っていた乗客から「あれは漢代の長城だ」と言われる。

確かに壁が連なっている。

とっさのことであったので、よい写真が撮れなかった。
後で調べたら、張掖手前の山丹という場所に、確かに漢代長城の一部が数kmに渡り残っていることを知る。

再び祁連山脈。

祁連山脈。

もうそろそろ張掖へ到着する時間だ。

車窓からの風景。

車窓からの風景。

車窓からの風景。

張掖

張掖駅到着

10:28、張掖へ到着。

武威から約3時間の旅。

張掖駅。

張掖駅。

張掖駅。

張掖駅。

張掖駅。

張掖駅。

武威から乗車してきたK453カシュガル行き。
さようなら、カシュガルまで頑張って!

このあと改札を出ると、数人の客引きに囲まれる。

「平山湖と七彩丹霞」の包車の値段を聞いてみると、計算したかのように「460元」と言われる。もっと安くはならないか?と聞き返すと、距離と時間を考慮すると、これ以下だと割りに合わないとのこと。
意外と誠実で話がまともであったので、1分位のやり取りで即決してしまった。