山西省

大同/雲崗石窟 オルドス縦断旅行記②

大同

張家口8:30発のバスに乗り、山西省大同のバスターミナルへ12:30に到着した。

山西名物/刀削麺

大同駅前の紅旗賓館に飛び込みで宿泊(180元)。駅周辺の刀削麺屋で山西名物である刀削麺を食べた。小サイズ5元。どうってこと無い味だった。

雲崗石窟

食後、大同観光の目的地であるの雲崗石窟へ行く。大同駅から直バスがあるらしいが乗り場が分からず、時間節約のためタクシーで行った(50元)。

入場料は150元、意外と高い。

中へ入ってみると、高い理由が徐々に分かってきた。

石窟がある園内は、こうした最近造られたと思われる人工建築物が非常に多い。駐車場やトイレ、その他観光インフラが非常に整備されれいるためだ。

雲崗石窟が彫られた時代は北魏時代で、漢民族ではなく、鮮卑族である。しかしその後、北魏は胡服の着用など民族文化を捨て、意図的に漢化してしまった。

霊厳寺

霊厳寺。石窟へ行くにはこの寺を通っていく必要がある。もともと雲崗石窟は、この霊厳寺の中の崖に彫られたものだったが、石窟の方が有名になってしまった。

曇媚石壁

第1窟/石鼓洞

第1窟の石鼓洞。北魏時代(471~494年)に彫られた。

洞の真ん中に柱が立っている。

入って左側の壁と天井は色彩が比較的鮮やかに残っている。

右側の壁は色褪せている。

中央柱上部と天井の様子。

更に奥に入ったところの様子。

第2窟/寒泉洞

第2窟の寒泉洞。こちらの洞の中にも柱はあり、修繕中であった。昔、この中で水が湧き出ていたらしく、寒泉洞と名付けられた。

第2窟から第3窟の間にあった石窟。野ざらし状態にされている石窟は風化が激しい。

第3窟/霊岩寺洞

第3窟の霊岩寺洞にある三尊大仏像。中央が阿弥陀仏で、両脇にいるのが観世音菩薩像。北魏時代(461年~494年)のもの。

阿弥陀仏と観世音菩薩像。ポツポツ穴が開いているのは、当時仏様たちに服を着せるため、ひっかけ用に開けたものらしい。

外から見た第3窟の全貌。

第5窟/大佛洞

釈迦牟尼座像。彩色が残っている珍しい仏像。17mある。

第6窟/釈迦仏洞

第6窟は全般的に保存状態がかなり良い。

第11窟/接引佛洞

天井に彫られた、精巧でカラフルな石窟がすばらしい。

第13窟/文殊菩薩洞

第18窟/立三佛洞

第20窟/白佛爺洞

雲崗石窟の代表的な石窟。

洛陽の龍門石窟のものとはことなり、面立ちが西域風なのが特徴。

雲崗石窟は、洛陽にある龍門石窟に比べると規模が1/3程で小さい。1時間半程で十分見学できた。

華厳寺

雲崗石窟からは路線バスで市内へ戻って来た。途中、華厳寺の近くを通ったので下車する。

17:00を過ぎ、閉まっていた。

この通りをずっと歩いて行く。

城外へ出たところでバスで駅前に戻る。

大同駅

黄昏時の大同駅前広場。デートスポット化していた。

大同バスターミナル

翌朝8:00発の包頭行きバスに乗り、内蒙古へ出発した。