タシュクルガン(塔什庫爾干)

塔什庫爾干路

北京時間19:00前頃。
カシュガルから6時間かけてやって来た。本日の活動はもう終了してもいいのだが、外はまだバリバリに明るいし、新疆時間だと17:00前で、まだまだこれからの時間帯なので、街中探索に出かける。

道路にド派手な民族衣装をきたウイグル族のおばさんがいたので、「写真を撮らせて!」とお願いすると、私でなく、あの子を撮ってと合図をする。近くで子供が遊んでいた。

おばさんにウイグル語で何かを言われ、写真を撮らせてくれた。とても凛凛しい顔つき。
遊んでいる途中、お邪魔しました。

タシュクルガン バスターミナル

ホテルからバスターミナルまでは近く、徒歩5分くらい。帰りのバス情報を調べるため、中へ入る。

建物の中は閉まっていた。毎日当日北京時間朝8:30に切符を売ると書かれてある。また道路事情が悪い影響で、正常運行も保証できないとのこと。いずれにしても事前購入は出来ないようだ。

バスターミナルから塔什庫爾干路を一直線に歩き、紅其拉布路の交差点に到着すると、偽マックがあった。マックの漢字表記は「麦当労」である。

タシュクルガンの概要地図。
中国の都市って大体どこでも地図を売っているが、タシュクシュルガンでは探したけど売っていなかった。
何件か店を聞いたけど、「塔県は小さいので地図なんて必要ない、それかネットで見ろ!」と言われた。

タシュクルガン・タジク自治県中学。

「友遠方より来る、楽しからずや」。ここ西域の地に於いても、中原の漢語教育が浸透しているようだ。

更に塔什庫爾干路をひたすら歩いていく。

通りがかり、タジク族のマダムたちと出くわした。

思わず「写真を取らせて下さい!」と申し出たら、身構えてくれた。
こちらの言っていること(普通語)は通じていないみたいであったが、カメラを見て、撮れ撮れという仕草をしてくれた。

塔什庫爾干路の終点。結構歩いた。バスターミナルから2㎞近くあると思う。

アラール金草灘

目の前には草原が広がっている。アラール金草灘(阿拉爾金草灘)だ。

草原の方へ行ってみるため、下へ降りていく。

タシュクルガン/アラール金草灘①初日夜 新疆ウイグル自治区・南疆鉄道の旅 タシュクルガン アラール金草灘 目の前には草原が広がっている。 ここはアラール金草灘(阿拉爾金草灘)...

石頭城遺跡

続いてアラール金草灘の市街地側対面にある石頭城へ行く。

この時21:00頃。既に夜遅くて誰も居なかった。入場料30元らしいが、入口に誰もおらず、開放されていたので、そのまま中へ入る。

あの城跡みたいなところまで行ってみる。

城跡に向かい歩いていると、途中でちょっと息苦しくなり、ここで大きく深呼吸をした。そうしたら強烈な頭痛がして、余計に息苦しくなってきた。

ちょっと、いやかなりやばいと感じ、城跡まで辿り着くことなく、ホテルへ戻ることにした。

バス停があり、バスでホテルへ戻りたいところであるが、バスが来る気配が全くない。それにしても恐ろしくバス停の数が少ない。

仕方がないので、来た道を歩いて帰る。

頭痛、吐き気、寒気もしてきたので、ゆっくり、ゆっくりと歩いて戻る。明らかに高山病の症状だ。来るときはなんでもなかった道が、とてつもなく長く感じる(実際に2㎞以上あり長い!)。後で調べたが、タシュクルガンは標高4,000Mを超えた高地にあり、富士山よりも高い場所にある。

紅其拉布路/購物一条街

なんとか紅其拉布路へ辿り着いた。この付近は別名「購物一条街」とも言う。いろんな店が集っいたので、酸素を売っている店を探す。

苦しい時にどうでもいいのだが、このタジク族女性の髪が超長!

以前、チベットや四川に行った時、携帯用の酸素缶が15~20元くらいで、商店で普通に売られていた。ここも高地なので、当然、同様に売られていると思っていた。

売っていそうな店を訪ねても、酸素はどこの店にも売られていない。店頭で酸素を売っていないか尋ねると、「苦しいのなら医院へ行け!」と何人かに言われた。医院は自分が宿泊しているホテル近くにあるらしく、夜12時まで開いていて、酸素吸入出来るらしい。

タシュクルガンの人達は高地生活慣れしているので、この土地の空気の薄さに順応しており、酸素缶など必要ないようだ。また当時はまだ交通の便も悪く、観光地化された場所とも言えず、酸素缶の需要なんてほぼ無かった。

ウイグル族の子供。

笑ってポーズを決めてくれているが、こちらはとても苦しい。

タジク族民族衣装の生地が売られている。

イスラム教徒のための超級市場(超市=スーパー)。結局、酸素缶を売っている店は見つからず諦めた!おそらく市内どこにも売っていないだろう。

酸素缶は諦めて、何とかホテルにたどり着いた。この時、北京時間22:30頃。吐き気が増して、食欲なんて全くない。

ホテル前の景色だが、それにしても綺麗だ。

医院の場所を聞いて、これから行くべきか迷う。クレジットカードの付帯保険が効くだろうか?せっかく、遠路はるばるタシュクルガンまで来たのに、観光どころではなくなった。とりあえずホテルのフロントに相談すべく、ダメもとで先ず酸素は無いか?と聞いてみたところ、なんとあった!

酸素缶ではないが、枕式のもので、パンパンに詰めてもらい50元(写真はだいぶ吸引してから撮ったもの)。更に押金50元が必要と言われたが、宿泊客なので免除された。50元分の酸素でタシュクルガンを離れる翌々日朝までの2泊3日持ち堪えた。