ホータン(和田)
和田市内の風景

北京時間朝8:00過ぎ起床。ホテルの窓からの景色。



取り壊しが進行中。

新疆和田の朝。

朝食付きなので1FのCafeへ。大したものは置いてなかった。

宿泊していたホテル「華豫国際酒店」。和田市内の★★★★ホテルである。

期待を裏切り、たいしたことはなかった。
おまけにチェックアウトの処理に30分もかかった。
昨晩、駅からここまで乗ってきたタクシーの運転手に電話し、半日チャーターをお願いしていた。
9:30にロビーで待ち合わせをしていた。

9:45 ようやく砂漠行路入口に向け出発。
玉龍喀什河(ユルンカシュ河)

ユルンカシュ河(玉龍喀什河)を渡る。

橋の上に差し掛かって、すぐに渋滞にハマる。

車の外へ出てみた。







この河で良質の玉が採れるといわれているが、採っている人は見かけない。




橋を渡ったところに「和田玉石交易センター」の看板が見えた。運転手が言うには、ここでユルンカシュ河で取れた玉を換金できるという。




絨毯工場。


ショッピングモール。建設中であるがもうすぐ完成し、営業開始するという。

市街地から離れていく。


まだ砂漠地帯ではなく、緑も多い。



アラール砂漠公路

砂漠公路へ入る。
途中、石碑があったが、壊れていた。

道路に積もった砂を吹き飛ばしている。


また渋滞。





運転手が下りて様子を見ている。

乗ってきた白タク。正真正銘の白タクだ。

何をやってんのか知らないが、トラックが道をふさいでいる。


砂を触ってみた。
海辺の砂浜の砂より優しい感じがした。


まもなく渋滞が解消されそうだ。


砂漠公路にも速度制限がある。誰も守っていないと思うが。



自分の安物デジカメでは、この景色の迫力は伝えられないが、実際にここに立ってみると、もの凄い圧迫感がある。砂漠が両側から迫ってくる感じだ。

この道をまっすぐ行くと、庫車へ辿り着く。800㎞ほどある。

観光用のラクダもいる。

この場所は「景観台」という名前の観光地となっている。

庫車へ続く道。


砂漠公路の説明。



給水ホースがあり、植林に努めている。

この世界2位のタクラマカン砂漠を相手に植林なんて、無謀過ぎる気がする。

中国の諺で「精衛填海」というのがあるが、それに近い。










ところどころ観光客がいる。












40分くらい見学し、市内へ戻ることにした。

帰り際、運転手に庫車までチャーターで行ったらいくらか聞いてみた。
帰りの客が確保できていれば800元で行ってもいいが、そうでなければ1500元という。
7~8時間掛かり、帰りのことを考えると、それくらいもらわないと割に合わないという。

今年7月末までホータン空港が閉鎖されていたため、今年7回ほど庫車まで客を乗せて行ったらしい。
帰りは一人だが、砂漠を車で飛ばして帰るのはやはり気持ちがいいという。


胡楊樹。

砂漠に生える木である。










ユルンカシュ河3号橋。最近完成した橋らしい。

荷台に多くのウイグル族の人たちが乗っていた。


ここでは玉を探している人が結構いた。







市街地へ入る。



運ちゃんがお昼はどうするか聞いてきたが、時間が無いのでいらないと答える。
すると「この店の肉膜包はホータンで一番美味しい、おごるので食べろ」と買ってくれた。






和田博物館

ホータン博物館到着。


パスポート提示で入場無料。





























ミイラがいた。


























































和田博物館には1時間ほど見学していた。

続いての目的地「マリカワト古城遺跡」へ向かう。
新疆小吃「肉膜包」

マリカワト古城遺跡へ移動中、さっき買ってもらった肉膜包を食べる。途中、水も買ってくれた。


パンの部分は非常に硬く、中に羊肉の餡が入っているのだが、非常にしょっぱい。

半分食べて、窓から捨てたくなったが、そんなこと出来る状況はない。

ここは大人のお付き合いで我慢して全部食べた。

道中、このように荷台に人を載せた光景をよく見かけた。

空港の近くを通り過ぎ、この辺一帯、なにやら工事をしている。
運転手がいうには、アクス~カシュガル~ホータンの高速道路が2018年に開通するらしく、ここがホータンのインターになるという。そのための工事だそうだ。








到着!

誰もいないので運転手が様子見しに行く。

マリカワト遺跡

売力克阿瓦堤古城(マリカワト古城)の石碑。
歩き方には別の漢字で表記されていたが、まぁ、どちらも当て字なんで。

歩き方には入場料10元とあるが、結局、誰も居ないのでそのまま入る。

ぼんやりと向こうに見える遺跡まで歩いていく。20分くらいかかった。










触ってみた。風化が激しい。






別な方へ行ってみる。







この辺、毎日のように非常に強い風が吹き、この遺跡、このまま放置していると10年で完全に消滅するとのこと。



隣にはユンカシュ河が流れる。


この河があるから、ここで都が発展したそうだ。ご最もな理屈。









このようにして中へ入り、出た。




マリカワト古城遺跡は和田空港の近くにあり、15分位で空港そばまで来た。壁の向こうは空港の敷地内。


13:00 ホータン空港へ到着。ここで運転手ともお別れ。非常に良くしてもらったので、チップ加えて清算した(計300元)。
和田空港


少し早く着いた。


地方空港ということもあり、空港内は非常に狭い。


時間があるのでアイスを購入した。








定刻通り15:15出発。

こちらはウルムチから来た飛行機。ホータン空港発はウルムチ行きしかない。

自分はあちらの中国国際航空へ乗る。








これで新疆ともお別れだ(この後、ウルムチでトランジットするが)。

ホータン空港は小松空港みたいに軍民一帯の空港なので、戦闘機がだ多くいる。




離陸。




砂漠の景色が見えるが、ホータン河沿いは緑がある。







天山山脈(世界遺産)


あそこの雪山は天山山脈。世界遺産に登録されている。











上空を通過中。





天山山脈を越えると雲景色になり、暫くして街が見えてきた。

ウルムチ上空。


17:00 定刻通りウルムチ空港へ到着。
烏魯木斉空港

ここで1時間ちょっと待機する。


自分の乗ってきた国航。給油している。

隣の鄭州行きはフライトが大幅遅延になり、係り員が乗客に詰め寄られている。
中国の空港ではよくみられる光景だ。

自分の飛行機は定刻通り18:15に出発。良かった。

飛行機で配られた新聞。今日は8/15だった。昨日夕方発表された戦後80年の安倍談話の記事が、8/13に発生した天津爆発事故より大きく取り上げられていた。

間もなく出発。

今度こそ本当のお別れ。新疆よ、さようなら!




敦煌上空付近を通っていく。

離陸後1時間くらいで機内食が出てきた。ミートソースの麺。
東へ向かっているため、外は19時台ですぐに暗くなり、窓外の写真は撮らなかった。