蘭州
小西湖黄河大橋
金城路の拉麺店「白老七蓬灰牛肉麺」からタクシーへ乗り、甘粛省博物館へ向かう。
気合を入れれば歩いてでも行けなくもないが、時間の節約でタクシーで行く。写真は黄河に掛かる小西湖黄河大橋を渡っているところ。このころちょうど12:00くらい。
ループ式立体交差点。
10分ほどで甘粛省博物館へ到着。博物館前の西津東路の様子。
甘粛省博物館
甘粛省博物館。
切符売り場。
身分証明書提示で入場券をくれる(無料)。パスポートを出したら窓口のおばちゃんが「日本人が何で来るの?」みたいなことを言われ、不機嫌な態度で舌打ちされた。
でも拒否される事なく、チケットをくれた。
博物館前の西津東路対面は近代的なビルが聳える。
この博物館のメインは2Fのシルクロード文明展であるが、1F、3Fは季節変動の展示展示がある。
シルクロード文明展以外興味がなかったが、呼倫貝爾に住む3つの少数民族(オロチョン族他)の展示があった。2013年夏に呼倫貝爾の海拉爾に行った好で少し覗いてみる。この写真の風景も懐かしい。
オロチョン族はこんな西洋人風のマネキンの体格ではなく、ずんぐりしている。
これがずんぐり体型。
オロチョン族貴婦人と白トナカイ。
10分ほどで流し、さっそく2Fのシルクロード文明展へ。
シルクロードの説明図。
子羊を食べる虎。
古代馬の頭。
後漢初代皇帝光武帝劉秀。
銅奔馬
「銅奔馬」
他の展示とは扱いが異なる、さすが!
福岡市博物館にある「金印」と同じ展示扱いだ!
実際には同じ甘粛省の武威市で発掘されたが、実物はここ蘭州の甘粛省博物館に保管されている。
実際直に見てみて超感動した!
これを見るだけでも来た甲斐があった。
後漢時代の医薬木簡。
後漢時代の医薬木簡。
レンガに書かれた絵。
食べて行くために大変な様子が分かる。
西域言語の経典。
西夏文字
一際興味を引いたのが西夏文字。
西夏(1038~1227)は仏教を厚く保護し、翻訳も盛んであったので、解読が進んでいる。
敦煌も一時期支配下においていたので、敦煌の莫高屈にもたくさんの西夏文字の経典が残されていた。西夏がモンゴルに滅ぼされた後、100年近くこの西夏文字が使われていた形跡があるが、その後、死語と化した。
北京の居庸関に雲台と呼ばれるラマ塔遺跡があり、そこに雲台建設の由来を記した理由が刻まれている。中国版ロゼッタストーンさながらで、漢字6種類の文字で刻まれている。その6種類の文字は漢字、ランジャナー文字、ウイグル文字、チベット文字、パスパ文字、そして西夏文字。
この雲台が建設されたのが1342年~1345年、西夏滅亡が1227年。国が壊滅した後、100年以上、西夏の文化は活きていた。
四川省北部などに居住する羌族の言語が、西夏の言語と近いらしい。
羌族の祖先は西夏と同じ党項(タングート)。
敦煌莫高窟の壁画の再現の様子。
出口の前はお土産コーナーになっていました。
銅奔馬のレプリカ。
大きいのは1000元以上もする。
これはいまいち何に使うのか分からない。
よく分からないが、このようなアップの写真を何人かが撮っていたので、自分も真似して撮ってみた。
ポタラ宮殿のクッションカバー。
どうでもいいお土産写真をパシャパシャ撮っていたら、店員がやってっ来て注意された。なので店を出る。
出口。
マイペースで回って1時間半くらいだった。
その後の旅行で、同様の展示物がある烏魯木斉の新疆博物館、新疆和田の和田博物館、吐魯番の吐魯番博物館、銀川の寧夏博物館へ行ったが、個人的に甘粛省博物館が一番見応えがあると思う。是非、また再訪したい。