大同
張家口8:30発のバスに乗り、山西省大同のバスターミナルへ12:30に到着した。
山西名物/刀削麺
大同駅前の紅旗賓館に飛び込みで宿泊(180元)。駅周辺の刀削麺屋で山西名物である刀削麺を食べた。小サイズ5元。どうってこと無い味だった。
雲崗石窟
食後、大同観光の目的地であるの雲崗石窟へ行く。大同駅から直バスがあるらしいが乗り場が分からず、時間節約のためタクシーで行った(50元)。
入場料は150元、意外と高い。
中へ入ってみると、高い理由が徐々に分かってきた。
石窟がある園内は、こうした最近造られたと思われる人工建築物が非常に多い。駐車場やトイレ、その他観光インフラが非常に整備されれいるためだ。
雲崗石窟が彫られた時代は北魏時代で、漢民族ではなく、鮮卑族である。しかしその後、北魏は胡服の着用など民族文化を捨て、意図的に漢化してしまった。
霊厳寺
霊厳寺。石窟へ行くにはこの寺を通っていく必要がある。もともと雲崗石窟は、この霊厳寺の中の崖に彫られたものだったが、石窟の方が有名になってしまった。
曇媚石壁
第1窟/石鼓洞
第1窟の石鼓洞。北魏時代(471~494年)に彫られた。
洞の真ん中に柱が立っている。
入って左側の壁と天井は色彩が比較的鮮やかに残っている。
右側の壁は色褪せている。
中央柱上部と天井の様子。
更に奥に入ったところの様子。
第2窟/寒泉洞
第2窟の寒泉洞。こちらの洞の中にも柱はあり、修繕中であった。昔、この中で水が湧き出ていたらしく、寒泉洞と名付けられた。
第2窟から第3窟の間にあった石窟。野ざらし状態にされている石窟は風化が激しい。
第3窟/霊岩寺洞
第3窟の霊岩寺洞にある三尊大仏像。中央が阿弥陀仏で、両脇にいるのが観世音菩薩像。北魏時代(461年~494年)のもの。
阿弥陀仏と観世音菩薩像。ポツポツ穴が開いているのは、当時仏様たちに服を着せるため、ひっかけ用に開けたものらしい。
外から見た第3窟の全貌。
第5窟/大佛洞
釈迦牟尼座像。彩色が残っている珍しい仏像。17mある。
第6窟/釈迦仏洞
第6窟は全般的に保存状態がかなり良い。
第11窟/接引佛洞
天井に彫られた、精巧でカラフルな石窟がすばらしい。
第13窟/文殊菩薩洞
第18窟/立三佛洞
第20窟/白佛爺洞
雲崗石窟の代表的な石窟。
洛陽の龍門石窟のものとはことなり、面立ちが西域風なのが特徴。
雲崗石窟は、洛陽にある龍門石窟に比べると規模が1/3程で小さい。1時間半程で十分見学できた。
華厳寺
雲崗石窟からは路線バスで市内へ戻って来た。途中、華厳寺の近くを通ったので下車する。
17:00を過ぎ、閉まっていた。
この通りをずっと歩いて行く。
城外へ出たところでバスで駅前に戻る。
大同駅
黄昏時の大同駅前広場。デートスポット化していた。
大同バスターミナル
翌朝8:00発の包頭行きバスに乗り、内蒙古へ出発した。