遼寧省

撫順/西露天鉱と撫順戦犯管理所 満州国時代の史跡巡り⑩

撫順

撫順北駅到着

朝6:00過ぎに撫順北駅到着。
臥鋪の乗客は誰もここで下車していなかった。

朝6:20頃の撫順北駅。

撫順北駅は単なる鉄道駅で、駅周辺は発展していない。
駅前の雑貨屋で荷物を預け(5元)、撫順駅方面へ向かう。

撫順駅周辺

15路のバスで、撫順駅前下車。
写真は瀋陽ー撫順のシャトルバス「雷鋒号」の乗り場。
人民解放軍の模範兵士とされた雷鋒は、ここ撫順で殉職している。

撫順駅は市の中心、繁華街にあるが、現在は辺り一帯工事中。

旧南満州鉄道「撫順駅」駅舎

工事現場の柵から中をを覗いてみる。
満州国時代に建設された旧撫順駅駅舎はまだ残されていた。

こちらはその隣に建設中の新駅舎。
斉斉哈爾みたいに旧駅舎はそのまま残されるであろうか?

新駅周辺の通りにあったKFCで10元セットの朝食を食べる。

周辺をぶらつく。

朝早いせいか、店も開いておらず、この辺をぶらついていても面白くないので、早々に西露天鉱へ行くことにした。写真真ん中のタクシーを捕まる。

撫順西露天鉱

タクシーで20分くらいで到着(22元)。
8:30開門で一番乗りであった。パスポート提示で入場無料。

空気が悪く、炭鉱は霞んで見にくい。

列車が石炭を運んでいる。

別料金で展望台へ登れるが、大気状態が良くないので登らなかった。
展望台の下は博物館で、炭鉱の入場券で見学できるので、見学した。

計1時間ほどで西露天鉱を出た。

タクシーで次なる目的地へ。

撫順戦犯管理所

撫順戦犯管理所。
全く意図してなかったが、今回の旅行で3度目の監獄である。

入場料50元。

ここは清朝第12代皇帝で、のちに満州国皇帝にもなった愛新覚羅溥儀と弟、溥傑、その他満州国要人が収監されていた場所である。映画「ラストエンペラー」でも収監時の様子が描かれている。

ここに収監されていた満州国要人の写真。

皇上!
吾皇万歳、万歳、万万歳!!!

舞台らしきものもある。

中は意外と広く、普通に見学しても1時間以上は掛かる。
展示の殆どは抗日のもの。

見学中、ガイドに連れられた日本の大学生らしい集団がいた。今回の旅行ではじめて日本人を見た。

撫順北駅

11:00過ぎに、バイクタクシーで撫順北駅に戻る(5元)。

瀋陽行きの列車に乗車。

車内はあまり混んではいなかった。