通化
通化駅到着
朝6:08、ほぼ定刻通りに吉林省通化へ到着した。
ホームで写真を撮っていたら、中央の車掌のオヤジに
「何、俺を撮っているんだ!」
みたいな事を言われ、ものすごい剣幕で怒鳴られた。
自分としては後ろの「通化」という看板を適当な位置で撮った
だけで、それを説明したら引き下がった。
お前なんかわざわざ撮るわけねーだろ、と思ったが、それにしても鉄道職員が客に取る態度か!?と後から怒りがこみ上げてきて、日本語で暴言を吐いて走って逃げた。
(非常に大人気なかった・・。)
駅を出て、駅前の「万通大酒店」にチェックインする。
宿泊はしないが、今晩乗車する列車の出発時間まで長いので、C-tripで予約していた(105元でバストイレ付き、マージャン部屋付き)。
車中泊であったので、シャワーを浴び、洗濯をし、一休みする。
8:30発の集安行きバスへ乗るべく、100m先のバスターミナルへ言ったら、8:30発の座席は売り切れていた。次発は10:30発で2時間も待ってられないので、乗り合いタクシーで集安へ行くことにした(50元)。
集安
好太王碑
山道をもの凄いスピードで飛ばし、1時間ほどで山道を抜け、すぐに石碑が目に付き、降ろしてもらう。入場料は3か所通し券で100元。
歴史的に偉大な石碑の周りで、子供たちが遊んでいる?
好太王碑。好太王は広開土王ともいう。
2006年、ユネスコの世界文化遺産に登録された。
中へ入ってみた。
好太王碑。
文字は風化が進んでいるせいか、かなに見ずらい。
このままでは、そのうち消えて無くなってしまいそうな状態だ。
石碑近くに太王陵があり、そちらにも行ってみる。
登ってみる。
太王陵からの眺め(集安市内方面)。
鴨緑江は見えないが、対岸の山は北朝鮮。
満浦市という地名らしい。
石碑と太王陵との間に無人の資料館があり、立ち寄る。
ここで分かったのだが、石碑の文字の風化が激しいのは、1500年近く野晒しにされたためではなく、近年の発見後、拓本を採り過ぎて表面がすり削られたせいであるとのこと。
1927年頃の状態。
つい最近まではこれにほぼ近い状態だった。
拓本もある。
好太王碑四面全文の記述。全部で1802字刻まれている。
再び引き付けられるように戻ってきた。
誰もいなくなったので、三脚を使い、ポーズを決め写真を撮ってみた。
そしてまた暫くすると、なんかにぎやかになって来た。
韓国からのピチギャル女子高生の集団だった!
修学旅行か、学校絡みの旅行らしい。男子学生はいなかった。
どことなく、イルボンの女子高生とは似ているようで異なる・・。
本日の目的は終了した。
だけどまだ11:00前で時間があるので市内へ向かうことにした。
公共の交通機関が無いので歩いて市内へ向かう。
最後に木の陰から「好太王碑」の文字が見えた。
さようなら、好太王碑!
集安市内まで4kmだ!余裕で歩いていける。
そもそもここへくる人は、団体旅行のバスか、タクシーをチャーターしてきていた。
のどかな風景である。
この線路は北朝鮮へ続いている。
市街地へ入り、簡単に昼食を取り、地図を買う。
集安市内は満州里並みに小さく、徒歩でも十分だ。
鴨緑江
遊覧船観光が出来るので、埠頭へ着てみる。
国境旅遊区の説明。
朝鮮民主主義人民共和国満浦市
対岸は北朝鮮、満浦市。
あの遊覧船に乗る。
望遠で撮影。
なんか人が集まっている。
遊覧船乗客の殆どが韓国人団体観光客で、人が見えると韓国語で何か大声で叫んでいた。
撮影している時は夢中で気が付かなかったが、後で写真を見てみると、崖崩れが起きて、その現場に人が集まっていたのだ。
今日は平日の金曜日。こんなところで何しているのだろう?
こっちも人のこと言えないが・・
監視小屋?
ここで悲劇が起きた!
写真と動画を交互に撮っていたのだが、デジカメの電池が切れてしまった!!今朝ホテルでフル充電しており、写真撮影だけであれば2、3日は持っていた。だが今回の旅行で動画撮影をしすぎたせいか、バッテリーが悪くなってしまったようだ。
集安バスターミナル
充電器を持参してきておらず、写真を撮れなくなったので、通化へ戻ることにした。集安バスターミナル前で試しに電源を入れてみたら、一時的に入って撮影。しかし、すぐ切れた。
もう一度試したら、また一時的に入った。その後何度か試したが、もう電源は入らなかった。
通化
K7512次 瀋陽行き軟臥に乗車
夕方ホテルへ戻り、駅周辺を少し探索したが、通化駅と通化市街地は離れており、駅周辺はつまらなかった。
部屋で休みながらネットを見ていると、今晩乗車する瀋陽行きの列車は撫順を通ることに気が付き、撫順で下車して観光する計画を立てる。
23:27発瀋陽行き。
軟臥の上を取っていたが、始発駅でなく、こんな遅い時間に入り込んで迷惑かけないか心配したが、自分のボックスの乗客は全員ここ通化から乗車した。
出発して車掌が換票に来たとき、下段の小生意気そうな学生乗客が、「こんなの何の意味があるのか?」と噛み付いていた。