内モンゴル自治区

満州里/呼倫湖 満州国時代の史跡巡り⑤

満州里

旧東清鉄道

明日のハイラル(海拉爾)行きの切符を買いに駅へ行く。
調べたところ、午前発の列車の普通車しかなく、4時間近く掛かる。

満洲里駅へ向かう途中、橋の上から撮影。下の線路は中国からロシアへ繋がる旧東清鉄道である。

何かを詰めている。機関車トーマスの世界を思い出す。

ちなみにこちらは中国側で、ハイラル、ハルピン方面である。

景色を眺めていると列車が通った。この時は気付かなかったが、これは明日乗る予定と同時刻の列車だ。昨日、自分がチチハル(斉斉哈爾)から乗ってきた列車でもあり、満州里到着後、折り返し海拉爾行き普快となっていた。

行ってしまった。明日は自分もあの列車に乗り、旅立つ。

満州里ロシア式建築群

「ロシア式建築群」がある一帯へ来た。

建物は保護され、観光地化している。

人が住んでいる建物、住んでいない建物、様々。

ロシア式建築物の雀荘。

人が住んでいるのかは不明。

満州里駅

ホテルからちんたら歩いて30分程で満州里駅へ到着。

朝の駅前広場の様子。

切符売り場。明日の海拉爾行きの切符を購入。
混んでいなくて良かった。

満州里駅南側。

北側の市街地とは対照的に開発が進んでおらず、取り残されている感じだ。

「歩き方」に駅南側に帝政ロシア監獄跡地があるとの記載があったので、行ってみる。

帝政ロシア監獄陳列館

満州里駅から15分ほどで到着。

着いた時まだ開いていなかった。15分くらい待っていたら、1台の車がきて、管理人らしい20代の女性が降りて門を開けてくれた。

後に続いて自分も入る。

一番乗りだ!(でもその後、自分が出るまで誰も来なかった・・)

入場は無料でパスポート提示が必要。

独房。

この後、世紀広場にあるKFCで朝食兼昼食を食べる。
満州里のKFCにはセットメニューが無かく、高かった。

裁判の様子。

30分ほど見学して、一旦ホテルに戻る。

ホテル付近の様子。

ホテル周辺を探索していたら雨が降り出したので、ホテルで待機。

13:30頃、雨が止んだので再び満州里市街地探索へ。

満州里図書館

入ってみた。

なんかシートで覆われた看板がある。文字はキリル文字でモデルも中華民族っぽくない。何の看板かは文字が読めないので不明。

満州里はちっちゃな街で、徒歩で十分回れてしまう。昨日国門へ行ったし、そもそも今回3回目の訪問で、市内でやりたいことが無い。

そこで通りがかりのタクシーを拾い、半日チャーターして呼倫湖へ行くことにした。半日相場が220元というので、それで応じた。

満州里市内から呼倫湖までは、2通り行き方がある。

行きは草原ルートで行くことにした。

タクシーで10分も走れば、こんな風景である。

草原観光地らしい。
乗馬をしていた。

住宅地?

どんな人が住んでいるのだろう??

途中、マンモスの像がある公園で休憩。

運転手が気を使ってここで車を止め、写真まで撮ってくれた。

しかし自分はマンモスなんて全く興味がなく、時間も押しているのでさっさと目的地へ行ってもらいたかった。

15分くらいマンモス公園で休憩し、再び出発!

なんだか視力検査で出てくるような光景である。

呼倫湖

呼倫湖入口に到着。

アイスが売っていたので購入した(10元)。

ここの辺の名物らしく、拡声器で盛んに宣伝していた。

敖包相会。

1時間半ほど呼倫湖にいた。

満州里へ戻る。

来た道と同じ道で帰るのでは面白くないので、ジャライノール(扎賚諾爾)経由で帰ってもらうことにした。

ロシアへと続く草原。

ジャライノール(扎賚諾爾)

草原から集落地帯へと景色が変わってきた。

ジャライノール(扎賚諾爾)の市街地街中へ入ってきたようだ。

特に何があるという街でもない。

当初、少し市内観光をしようとも思ったが、観光するものが無さそうなのでスルーすることにした。

ジャライノールを通り過ぎていく。

高速へ入る。

再びマンモス。

日常身近な存在ではなく、無理やりかなり古い記憶から「はじめ人間ギャートルズ」が呼び起されてしまう。

なんか前方の雲行きが怪しい。

チベット系の寺院があった。

満州里

満州里市街地へ入る前、運転手の取り計らいで教会へ連れて行ってもらった。

この教会から、満州里市街地の景色が一望できる。

ここからの景色は本当にスゴい!

こちらはロシア側。

どの辺が国境かは分からないが、丘の向こうは確実にロシア領だ。

雨が降ったり止んだり。

傘(日傘用として)を持ってきていたので濡れずに済んだ。

18:30頃、市内に戻り、ホテル前で降ろしてもらった。

まだ明るいので、ホテル周辺をぶらつく。

紅軍烈士公園

紅軍烈士公園があったので、入ってみた。

四道街付近。

満州里市街地は一道街、二道街、三道街・・など数字の通りが目立つ。

ホテル近くに「小肥羊」があるのが分かったので、夕食に行ってみる。

今は都内にもあるが、羊というのがネックで、誰も付き合ってくれない。

自分は中国に来たらお約束の如く、可能な限り一人でも来ている。(日本では一人じゃ行かない。)

でも今回一人用鍋が小さく、そのためスープの薬味の具も少なく、味も薄い。なんか詐欺られた感じ。

一人でしゃぶしゃぶしながら、お隣のボックスの客が気になった。

不要なものは床に捨て、床がゴミ箱化している。

満州里最後の夜なので、食後、少し散歩した。

ロシア人観光客が多い。

22:00頃、ホテルに戻った。