黒龍江省

満州里~ハイラル/キプチャク・ハン草原 満州国時代の史跡巡り⑥

満州里

三道街

8:18の満州里⇒海拉爾の普通列車に乗るため、7:30前にホテルをチェックアウトする。
なんかホテルの印象が良くなかっので、写真を一枚も撮らなかった。
場所は樹林路上の三道街と二道街の間にある。

三道街、市政路辺りの中国工商銀行。

この辺りは所謂「歴史建築物」がいくつか残っていて、今も現役で使われている

三道街を振り返る。

興華路付近。

二道街にある国際飯店。

これも「歴史建築物」。

中蘇路。

初日に行った不味かったロシアレストラン。

市内南側へ通じる鉄橋。

鉄橋からの眺め。

駅南側地区。

ここの超市(スーパー)で水とお茶を買う。

満州里駅

駅構内にも売店があった。

待合室。

列車に乗り込む。

昨日橋の上から見た列車と同じである。

この列車は来る時に乗ってきた斉斉哈爾からの列車で、そのまま折り返し海拉爾行きとなっていた。

何かちょっとした「縁」を感じる。

硬座の切符を購入していたが、扎賚諾爾西駅から寝台の補票を売り出したので、券を購入して、軟臥へ移る。

補票を買ったのは、自分を含め、明らかに同じ旅行客らしい、広東語訛りの南方人、計3人だけだった。

軟臥にはところどころ従業員らしい人達が寝ていたが、静かで、自由に体を動かせるので、快適であった。

通路側の補助いすに座り、まったりとしながら外の景色を眺める。

駅に停車。

「完工」という駅だった。

駅がある必要性を感じられない場所に駅がある。

このあと行く「撫順西露炭鉱資料館」で、東清鉄道建設当時から、この駅があったことを知る。
昔は何かしら必要性があったのだろう。

ちょっと晴れてきた!

手を出して後方の写真を撮ってみる。

だが、いきなり反対側の路線で列車が来たりするので、非常に危険である。

また駅に停車した。

「烏固諾爾」という駅である。

前駅の「完工」とは対照的に、漢文化圏っぽいない名前である。

出発!

呼倫貝爾(海拉爾)

海拉爾に到着。

予想とは異なり、非常に立派な駅であった。
まぁ、今は内陸部でもお金があるから。

内蒙古自治区内なので、ここでも当然ながら蒙古文字が健在!

乗ってきた列車。

一旦外へ出る。

先ずはネットで予約していた哈爾濱行きの切符を受け取り、荷物預かり所を探す。

駅舎や駅前広場は非常にデカい。

なんだかんだと14:00を過ぎてしまった。

海拉爾へ来た目的は、草原観光である。
目的の金帳汗草原へ向かうべく、この辺でタクシー運転手と交渉する。

時間制限なし、200元で交渉成立した。

というより、草原行きチャーターは200元が相場で誰に頼んでも同じと言われた。朝一から夜遅くまででも200元でなのだろうか?

市内から草原までは、途中まで高速を走り、そこから草原道になる。

30分ほど走り、蒙古包が見えてきた。明らかに観光用である。

金張汗草原にある小規模旅行景点に来た。

このような蒙古包施設で、宿泊も出来る。

通常は団体客が来て泊まるらしく、個人客は対象外らしい。

左の女性に話しかけてみた。彼女は蒙古族で、普段は蒙語と漢語を喋るが、漢族の学校へ通っていたので、蒙古文字の読み書きは出来ないと言う。

列車からもこういう景色が見られたが、実際、草原上に立って眺めると、また格別である。

来て良かった。

頭の中が真っ白になり、何も考えず無心で突っ立って辺りを見回していた。

頭の中が洗浄されているようで、とても気持ちが良かった。

小肥羊の群れ。

絵になる景色。

3時間ほどいた。

18:00近くに市内へ戻る。

運転手から「乗馬もしないで、ずっと突っ立って何していたんだ、ここまで来て乗馬をしないのは非常にもったいない」と言われた。

市中心部らしき場所で降ろしてもらった。

既に19:00を過ぎているが、外はまだバリバリに明るい。夕食を食べるため店を探すが、まともなお店が見つからない・

何故か雲南名物の「過橋米線」の店があったので、ここで食べた。12元。

昨年、雲南省へ行ったときよく食べたが、翌年北方で食べるとは思ってもみなかった。

まだちょっと時間があるので、街中探索。

新しく開発中の商業街らしいところをぶらつく。

たいしたことは無かった。

1路のバスで駅前へ行く。

10分ほどで海拉爾駅に到着。