敦煌
敦煌賓館
朝9:00頃の敦煌賓館。
敦煌賓館からバスターミナルまで少し距離があるけど、徒歩で移動。
敦煌バスターミナル
15分くらいで敦煌バスターミナル到着。
荷物が無ければどうって事ない距離だが、増えた荷物を背負いながら歩くのは、ややキツかった。
ちなみにバスターミナルから市内へは4路のバスで繋がれている。敦煌夜市へも直通で行ける。
バスターミナル内部の様子。切符は一昨日に購入済み。
哈密行きの時刻が掲示されているけど、ぜんぜん現状と違っている。実際には一日10:00発の1本しかなかった。
哈密行きのバス。
敦煌らしい絵が描かれている。青シャツはこのバスのウイグル族運転手。
自分の席は02で、最前列であった。眺めはいいし、手前に台はあるし、申し分なし。ちなみに01は運転手の子供(未就学児)が座っていた。
バスの中の様子。右の赤シャツはオーストリア人。このバスには自分とオーストリア人の2名の外国人が乗車していた。
10:00過ぎに敦煌を出発した。
先ほど歩いてきた道を戻っている。右手は敦煌賓館の裏手。
陽光中路
沙州市場入口を通り過ぎる。2泊3日の敦煌の思い出も過ぎ去って行く。
思い出の陽光中道。
一瞬、ドナドナ?と思った。
単にペットを乗せているだけであった。
市街地を出てすぐ、線路が見えたのだが、嘉峪関方面へ行く線路ではない。それ以外に線路はないはずであるが、後で調べたら、青海省へ行く貨物専用線路があるらしい。
高速道路のICも見えた。しかしながら敦煌へはまだ高速道路は繋がっていない。
バスターミナルを出てから30分程で完全に市街地から外れ、地平線が見える地帯へと突入した。
先ずは柳園方面をひたすら走行する。
途中で見えた沼地。
バスは順調に走行していたが、このような工事遅滞へ突入した。
そういえば思い出した。チェックアウトしている時、フロントスタッフと雑談で「これから哈密まで行く」と行ったら、途中「修路」しているので時間が掛かるわよ!と言われていた。
左手側の景色。
切符拝見係の運転手の奥さんに「鉄道を建設しているのか?」と聞いたところ、「高速道路を建設している」とのこと。
柳敦高速
しかし、どう見ても鉄道を建設しているように見える。しかし百度地図を確認すると、高速道路建設で間違いない。
ところどころ舗装が完了していた。
しかし再び工事中。
1時間半程、こんな状態であった。
やっと工事区間から抜け出したようだ。
柳園手前の妙な場所で人が乗り込んできた。
柳園
連霍高速
柳園の高速入口に到着。柳敦高速建設工事をしていたので、数年後には敦煌まで繋がるのだろう。
ここから順調に高速で移動できると安堵。既に13:00を過ぎていた。
ちなみにこの高速道路は「連霍高速」といい、江蘇省の連雲港からカザフスタン国境の霍尓果斯まで繋がっている。
哈密まで285km。バスの時速は90kmなので、あと3時間以上は掛かる。
瓜州柳園公安検査所
検問所があった。
「瓜州柳園公安検査」とある。
乗用車で通過する場合は、乗車したまま身分証を提示するだけでよい。
バスで来た乗客は全員下車して身分証明書チェックを受ける。手前の赤シャツは乗客のオーストリア人(69歳)。
ここはまだ甘粛省内らしく、難なく通過できた。
全員バスへ戻る。
近くには蘭新線が走っていた。
トイレがあったので、怖いもの見たさで寄ってみる。
想像以上に汚かった。
バスへ戻り、再び出発する。
再び出発!
まもなく新彊へ入るはずであるが、烏魯木斉まで831kmもある。東京ー広島くらいある。
こんな道をひたすら駆け抜けて行く。
車窓からの景色。
バスは安定的に時速90kmで走っている。はっきり言ってかなり遅く感じた。
このように車がほとんど走っていないなので、時速120㎞くらいでか駆っ飛ばして欲しい。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
変わり映えのない景色が暫く続いた。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
車窓からの景色。
新彊入口の街、星星峡まで2km。休憩所があるらしい。
だけどそれらしいものは見えない!
1km先の看板。
これか!
ガソリンスタンドの屋根みたいのが見えた!
ガソリンは入れないが、ここでトイレ休憩。
トイレといってもこんな感じ。とても行く気にはなれなかった。我慢した方がマシ。
他に修理屋があった。
トイレ休憩約10分で、再び出発。
再び「星星峡」の看板が出てきた。
瓜州柳園の検問所から約30分程の地点。料金所らしい建物が見えてきた。
宿泊施設もある。
看板にウイグル文字が登場。
星星峡
新疆ウイグル自治区入境
ここも「星星峡」と記載がある。
ウイグル文字の表記もあり、ここが正式に新彊ウイグル自治区の入口のようだ。
久々に見るウイグル文字表記。
ここで甘粛省ともお別れ。新疆ウイグル自治区へ入る。
新疆ウイグル自治区に入境した。
新疆ウイグル自治区へ入ると、すぐ検問所が待っていた。
写真を撮っていたら、バスの運転手から「これからカメラは出すな!」と言われる。
嫌な予感がしたので、バスを出て検問所へ行く前、デジカメからSDカードを取り出し、靴下の中へ隠した。
新彊ウイグル自治区入境後、初の検問所。
ここまではなんとか順調に来れたが、ここは簡単には通してくれなかった・・
オーストリア人と自分の外国人2名はパスポートを返してもらえず、渡航目的等、あれこれ詰問される。足止めされて30分後、バスの運転手からこれ以上待てない!と言われ、荷物を降ろされ、先に行かれてしまった。