甘粛省

敦煌/黄昏の鳴沙山 シルクロード鉄道旅行⑲

敦煌

鳴沙山

16:00過ぎ、莫高窟から戻ってきてホテルで少し休み、3路のバスで鳴沙山へ向かう。

チケットは2日間有効。昨日来て購入し、顔認証をしていたので、入場無料なのだが、認証がうまくいかず。昨日来た証拠として、iPhoneで撮った風景の写真を見せたら入場できた。

鳴沙山へ着いたのは19:30を過ぎていた。

本日も、ここへ来る前に敦煌博物館へ寄ろうと考えていたが、甘かった。時間的に余裕がない。

ラクダの隊列が通り過ぎる。

ラクダの隊列。

ラクダの隊列が通り過ぎた向こうで、飛天たちが歩いているのが目に入った。

ちょっと話しかけてみた。
「日常こういう服装をしているのか?」と聞くと「休みの日とかに遊びで着ているだけ、普段はあなたと同じTシャツなど普通の服を着ているわ」と言われた。
単なるコスプレと同じようだ。
京都で浴衣レンタルを来て観光する人が増えているが、それと同じ感覚でもあると思う。

快く写真も撮らせてくれた。地元敦煌の高校生達だった。

時間が差し迫っているので、さっさと鳴沙山に登る。

月牙泉

後ろを振り返ると月牙泉が見える。

後ろを振り返り、月牙泉を眺めながら鳴沙山を登っていく。

結構疲れる。
ところどころ休みながら這い登る。

ある程度上までいって休んでいたら、さっきの飛天たちも登って来ていた。

鳴沙山。

更に上を目指す。

鳴沙山。

今日はもっと早く来て、人の気配が無い奥の方まで行ってみよう、と考えていたが、来るのが遅すぎた。

日没を待つ人たち・・
昨日はそう思っていたが、それだけではなかった。

みなさん、とても楽しそう。

鳴沙山。

せっかくなので、手の空いてそうな人に写真を撮ってもらった。
こちらもお返しに撮ってあげた。

月牙泉。
20:30頃。

日没前。

日没前。

日没前。

日没前。

日没前。

月牙泉の左側の砂丘の背後に日は沈んでいった。

月牙泉と反対側の様子。

20:40頃。

黄昏時の景色を満喫している人達。

20:45、点灯!

実は昨日、帰るため砂丘を滑り下りている途中、突如ライトアップ点灯されたの見て知った。
その時の時刻が20:45で、今日もやるだろうと思い、やって来た。

月牙泉。

月牙泉。

昨日自分が帰る時、まだ多くの人が下山せず残っていたが、その理由が改めて分かった。

陽は既に沈んでおり、だんだん周囲が暗くなっていく。

市街地方面。

既に21:00を過ぎている。
終バスなんかどうでもよく、いつまでもこの景色を楽しんでいたい。

だけどここ、何時まで居ていいのだろう?

ずっと、ずっとこの景色を眺めていても飽きない。

だけど陽が完全に沈み、急激に冷え込んで来た!

月牙泉と市街地方面。

急激に気温が下がり、このままいるとヤバいほど寒くなってきたので、下へ降りることにした。

下山する人達。
自分が最後の一人ではなかった。

このように下からライトが照らされて、早く下山するよう放送で促している。

夜の砂漠。

結局最後の方は「早く下りろ!もうすぐライトを消すぞ!」スピーカで怒鳴っていた。
22:00が閉園らしい。

カートが待っていたが有料なので出口まで歩いて行く。
このように灯りはあるが、夜の砂漠は闇夜で、道が分かりにくかった。

当然帰りの公共バスは無く、乗り合いタクシーで敦煌夜市へ戻った。市内まで一人一律5元。
バスが3元なので、値段は余り変わらないが、22:00過ぎるとタクシーそのものも数が少なくなり、自分もギリで乗れた状態で、結構ヤバかった。