昆明
昆明駅到着
朝7:10頃、昆明駅に到着。本当は5:10に着く予定であったが列車が遅延していた。
明け方目が醒めた時、列車が駅ではないところに暫く停まっていたような気がしたが、どうせ終点まで行くので気にせず2度寝した。
また朝5時台についても居場所が無いので、今回の遅延はちょうど良かった。
スリが多いなど、悪名高い駅なので用心する。
改札を出て、荷物を預ける。
石林行きのバスを探すと、石林行きは東部バスターミナルから出ていることを知る。
持参の「歩き方」には昆明駅前に長距離バスターミナルがあったはずであるが、ここも貴陽同様、市内の渋滞緩和のため、郊外へ移転されたようだ。
昆明駅隣のバス停から、東部バスターミナルへ行くバスへ乗る。
東部バスターミナルまでは30分近く掛かった。
昆明市東部バスターミナル
東部バスターミナルへ到着。
地下鉄の駅もあったが、まだ開通していなかった。
9:20発の石林行きバスへ乗車。
石林行きのバスは20分に1本ある。
石林風景名勝区
1時間半ほどで石林へ到着。
石林入口。
駐車場から入口周辺にかけ、きれいに整備されている。以前TVで見たことがあるが、だいぶ異なる。
入場料175元+電動車代25元で合計200元もする。
べらぼうに高い!
2008年度の「歩き方」には入場料は30元であった覚えがある。
世界遺産に登録されたことにより、インフラ整備されているのは分かるが、なんかボッタ栗のように感じる。
石林は2007年に貴州省の荔波、重慶市の武隆とともに、中国南方カルストとしてユネスコの世界遺産(自然)に登録された。
石林の概要図。
以前はこのあたりに入口があったと思う。
よく分からないが、「毛主席万歳」との落書きがあった。
ここの辺りで「阿詩媽!」とか「阿詩媽的故郷在那儿?」と言う人が何人かいた。その方向へ付いていく。
確かに「阿詩媽的故郷」と書かれている文字が見える。
ここが「阿詩媽的故郷」?何かのドラマで有名になったのだろうか?
電動カートに乗って撮影。
カートに乗る前は、「こんなもんか」とか「浅間山の『鬼押し出し』と変わらないじゃん」と思ってしまったが、それは入口のほんの触りの風景しか見ていなかったからだ。
だけどこの景色、果てしなく続いているようで恐ろしく感じた。
どのくらいの広さなのであろう?
ちなみに高い入場料を払わなくても、昆明−南寧間の鉄道に乗れば、この辺の景色は眺められる。
カートには20分くらい乗車し、やや遠い場所の景色も楽しめた。
お昼前、入口付近にはいろんな物売りが出てきた。
こういう婆さま達のバイト代も、入場料金に上乗せされていると思う。
昆明駅
石林は正味2時間ほど見学し、13:30のバスで昆明へ帰ってきた。
東部バスターミナル出乗り継ぎ、昆明駅前に着いたのは16:00前であった。
このあと次なる目的地、大理へ行く予定であったが、石林からの戻りが遅くなってしまったのと、2日連続車中泊で疲れたので、大理へは明日早朝に行くことに決めた。
昆明駅隣にある長距離バスの切符売り場で、明日の大理行き切符を買う。
大理行きは西部バスターナル発だ。
昆明→大理 朝7:40発、103元。
老滇珠宝
朝、東部バスターミナルへ行く時、駅前の北京路を少し行ったところに超ド派手な店が見えたのが気になり、やって来た。過橋米線の店である。この時16:30頃で、少し早いがここで夕食を食べることにした。
「過橋米線」はかなり前であるが、NHKのテレビ中国語会話で紹介したのを見て、是非一度本場モンを食べてみたいと思っていた。他の地域では食べたことはあるが、今回雲南省で、地元本場モンを食べるのははじめてである。
この店の説明。
有名な店かは分からないが、「歩き方」には載っていなかった。
入口は立派で期待していたのに、食べる場所は屋上のパラソル下かよ!
超完璧な見掛け倒しである。
価格は具の種類の数で異なり、5ランクある。
階段にあったメニューの写真。
写真の通り、麺に入れる具が増えるとグレードが上がる。
先ずは大理ビール。
雲南名物「過橋米線」
迷った挙句、一番安い「秀才」を注文。具が増えても、中国なので何の具が出てくるか分からないのと、麺(米線)のベースは同じで、麺そのものに期待することにした。
沸騰したスープの中に、麺と具を入れて食べる。
初めて食べた本場モン。想像していたより遥かに美味しい!自分してはかなり気に入った。是非また食べたい!!
昆明駅
食後、駅に預けていた荷物を受け取りに再び駅へ行く。
一年後、この昆明駅構内で無差別殺人事件が起きた。
駅周辺でホテルを探していたら、1泊168元の経済型ホテルがあったので、そこに泊まることにした。
自分の部屋は12階で、そこから昆明駅が見えた。
明日も早いので、おとなしく20:00前に寝た。
早朝の昆明駅周辺
朝5:40にホテルをチェックアウトし、駅隣のバス乗り場へ向かう。
朝早いが、ホテルのフロントはチェックアウトする人で混んでいた。
朝6:00前、西部バスターミナル行きバスに乗り込み出発。
自分は先頭座席に座り、そこから撮影。
昆明市西部バスターミナル
30分ほどで西部バスターミナル到着。
この頃、夜が明けてきた。
結構早く着いてしまった。悪評高い昆明市内の交通渋滞が読めないのと、予定のバスに乗り遅れると全ての計画が狂うので、安全を見て早く出たが、順調に着いた。
朝食を食べる時間はあったが、長距離バスの移動で、道中のトイレが怖く何、食べなかった。
大理行きのバス。7:40出発。「下関」というのは大理市内の新市街地の地区の名称だ。山口県の下関ではない。