中国人気観光地のご紹介
中国で定番ともいえる人気観光地と個人的主観で選んだお薦めの観光地のご紹介ページです。
敦煌(甘粛省)
敦煌観光の特徴
- ベストシーズンは日本のGW~6月。7~9月もオンシーズンであるが、砂漠という土地柄、非常に暑い!
- 中国の大型連休期間でも、それほど混まない。さすがにここまで遠いせいか?来る人が多くない。知名度も日本の方が高いかも。穴場的観光地。
- 世界遺産の莫高窟と鳴沙山観光であれば、1日で周れる。郊外観光を含めると最低2日必要であるが、ここまで来たら3日は居たい!
- 井上靖の「敦煌」を読んで行くと、より一層感動が深まる。短編小説なのですぐ読み終えることができ、お薦めである。
- 日本や中国沿海部から行くのは非常に遠いが、飛行機で直行するよりも、鉄道で行くのがお薦め。特に蘭州以西の車窓の風景は素晴らしい。
- シーズン中、夜は21時過ぎまで明るい。
黄龍(四川省)
黄色観光の特徴
- 九寨溝とセットで行くのが定番ルートであるが、九寨溝から約130㎞離れている。
- 標高3,000mを超えているので、酸素缶の携帯は必須。売店で20元程度で売られている。
- 成都から1時間おきに飛行機が飛んでいるが、山岳地帯の気候の変動により遅延が頻発している。また空港からも近くもなく、初日は移動に徹するのが無難。
- 2025年頃に成都からの高速鉄道が完成する予定なので、それまで待つのがいいかも。
九寨溝(四川省)
九寨溝観光の特徴
- 2017年の地震から復旧後、一日4万人弱の入場制限があり、行く前に要確認。
- 黄龍とセットでの観光が定番ルート。
- 黄龍は半日で観光できるが、九寨溝は丸一日必要。開園と同時に入場するのがお薦め。
- 九寨溝観光で1日、黄龍へ移動+観光で1日、前後の移動で最低3~4日は必要。
麗江古城(雲南省)
麗江観光の特徴
- 中国国内でも観光地としての人気が非常に高く、各主要都市から直行便(トランジット有)がある。
- 明け方の獅子山公園からの瓦屋根風景はまさに圧巻!
- 標高が2,000mを超えているので、夏でも涼しい。
- 1都市滞在でも行く価値あり。古城内で2,3日のんびり滞在がお薦め。
- 古城内は夜遅くまでとても活気があり、賑やかで飽きない。反面、古城の朝の始まりは遅い。
張家界(湖南省)
張家界観光の特徴
- 湖南省張家界市という地方級市の中に「武陵源」がある。「武陵源」は張家界国家森林公園、索渓峪自然保護区、天子山自然保護区、楊家界風景区の4つの自然保護区で構成され、まとめて1992年に「武陵源」として世界遺産登録された。
- 武陵源は3D映画「アバター」の舞台にもなった。園内はとても広く、専用の環境バスで各スポットを移動する。観光に最低2日間は欲しい(入場券は3日間有効)。入口付近に宿泊施設が多くある。園内にも民宿レベルの安価な宿泊施設がいくつかある。
- 張家界市内には「武陵源」他、「天門山」という観光名所がある。市内から全長約7.5㎞のロープウェイが出ていて、片道約40分かけて乗って行く。張家界市内と山岳地帯が一望できるのが特徴である。また天門山には天門洞があり、天国への階段の如く、登って観光できる。天門山観光を含めると、張家界観光は最低3日間必要。
- 上海から張家界まで飛行機で約1時間半で、往路復路共に22時台のフライトがある。仕事帰りに移動、または観光後移動ができ、時間を有効活用できる。
洛陽の龍門石窟(河南省)
龍門石窟観光の特徴
- 中国の大型連休には常に激混みする。その混み具合は尋常じゃない。
- 洛陽駅から市バスで約1時間、高鉄の洛陽龍門駅からはタクシーで約10分、20元程度。
- 石窟全般に風化が激しく進行しているのがとても残念。同じ敷地内に白居易のお墓がある。
北京(北京市)
北京観光の特徴
- 首都だけに政治色のイメージもあるが、市内だけで7登録の世界遺産を有する観光天国でもある(故宮、明十三陵、頤和園、天壇、長城、周口店、大運河、中軸線)。世界遺産以外の見所も尽きない。
- 2度の五輪を経て市内地下鉄が拡大発展し、ほとんどの観光地が地下鉄で回れるようになった。路線バスも安くて利用価値あり。
- グルメも豊富で、北京ダック、東来順(しゃぶしゃぶ)、ジャージャン麺、満漢全席などローカルフード他、四川、広東、山西、上海、新疆など中国各地の本格料理も味わえる。
- ベストシーズンは秋(国慶節連休を除く)。温暖化の影響のせいか、近年夏場は連日40度を超え、観光に適さない。春は柳絮と呼ばれる綿毛の飛散が、日本の花粉並みにある。冬はマイナス10~20℃と寒く、近年pm2.5で視界が見えない日が度々ある。
- 中国へ行ってみたいが、どこへ行ったらいいか分からない、など迷った場合は、断トツで北京がお薦め!
兵馬俑(陝西省)
兵馬俑観光の特徴
- 西安駅から307路の市バスで約1時間で行ける。
- 1号坑、2号坑、3号坑とあり、発掘された兵馬俑が展示されているが、その発掘作業は今なお現在進行形で行われており、その作業風景も見学できる。
- 入場券は秦始皇帝陵とセットになっている。
- 近くに華清池があり、セットで一日観光するのが定番ルートである。
桂林の漓江下り
桂林観光の特徴
- 改革開放前から対外的にオープンにされていた、中国で歴史ある観光地である。
- 漓江下りがメインであるが、いかにも中国らしいと思える風景を楽しむことができる。
- 漓江下りは午前中がメインで現地ツアーに申し込むのが定番。市内のホテルどこでも申し込みが出来る。値段は船の種類、船内の食事のレベルで変わってくる。風景だけを楽しむのであれば、安いツアーで問題ない。
- 漓江下りの終点は陽朔という老街で、川下り終了後、この老街観光するのが定番である。
- ツアーにはホテルへのピックアップ→船乗り場までのバス移動、漓江下り、陽朔→桂林市内へのシャトルバス費用全て含まれる。個人手配することがなく、非常に楽である。
黄山(安徽省)
黄山観光の特徴
- 中国の有名な山の登山する際は必ず登山口近くに前泊し、翌朝5時台に入場するのが鉄則である。7時以降は入場口が激混みし、ロープウェイは何時間も待つ羽目になる。
- まさに水墨画の風景が繰り広げられて、登山道は険しく、スリルがある。
- 華山、峨眉山、青城山、泰山、武当山と行ったことがあるが、黄山の風景は別格であった。
- 高速鉄道が開通し、上海から3時間弱で行けるようになった。また近くに世界遺産の「安徽南部の古村落」があり、合わせて観光できる。
七彩丹霞(甘粛省)
七彩丹霞観光の特徴
- 2012年頃に本格的に観光宣伝された、比較的新しい観光名所である。
- 場所的に非常に不便である。甘粛省の蘭州から張掖西まで高速鉄道で約3時間。張掖西駅から更に車で約1時間かかる。
- 雨上がりと日没前が色映えして、通常とは異なる奇麗な景色が楽しむことができる。
- 蘭州と敦煌のちょうど中間地点に位置し、この地域を旅行する際に立ち寄るのが効率的でお薦め。単独でここだけ行くのは時間とコスパがかなり悪い。
ポタラ宮殿(チベット自治区)
ラサ観光の特徴
- 現在、外国人のチベット入境と観光にはバーミット取得が必要で、専門の旅行社に依頼する必要がある。個人の自由観光は不可で、チベット族のガイドが付く。旅費総額もそれなりに掛かる。
- よほどの思い入れがないとコスパが悪いかも。しかし中国の、世界の秘境でもあり、是非また行ってみたいと思える場所である。
- 行くのであれば、青蔵鉄道で行くのがお薦め。青海省からの車窓の景色は格別である。
カシュガル(新疆ウイグル自治区)
カシュガル観光の特徴
- ウルムチへ行っても、あまり新疆ウイグル自治区へ来た感じはしないが、カシュガルは人口の80%以上がウイグル族で、明らかにウイグルへ来た!と実感できる。
- 中国沿海部から行くのも非常に遠い。北京から飛行機で最短で7時間はかかる。旅費もそれなりに掛かる(欧州旅行並み)。鉄道(寝台)で行けば安く行ける。北京から1回乗り継ぎで最短3泊4日必要。
- 市内随所で建て替えが進行し、昔ながらの風景は消えつつあるが、新しい建物もウイグル調で造られている。
長春の歴史的建築物
長春観光の特徴
- 旧満州国の首都新京が置かれていた都市で、当時の日本が建設した満州国政府中枢の建物が「歴史建築物」として市内中心部各所に残っており、今なお現役で使用されている。
- しかしながら老朽化のせいか、最近一部の建物で建て替えが進行している。旧満州国時代の「歴史建築物」も見収めになる日が近いかも。
- 満州国時代の「歴史建築物」群と満州国の皇居であった「偽皇宮」を合わせて、一日で観光できる。
- 冬はマイナス20度前後になる。東北餃子(水餃子)が名物。
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