新疆ウイグル自治区

ホータン/ホータン到着と団結広場 新疆ウイグル自治区・南疆鉄道の旅⑯

ホータン(和田)

和田駅前広場

南疆鉄道終点のホータン駅に到着。
※2023年現時点では且末まで延伸。

市内のホテルへ行きたいのだが、とりあえず流れに沿って歩いていく。

駅舎は立派で、とても大きい。

市内へ向かうバスを探すが、バス停がどこにあるのか分からない。ホータンの情報は乏しく、事前に調べようがなかった。

バスで市内へ行くことも考えたが、どのバスに乗り、どこで降りるか分からなかったため、タクシーでホテルへ向かうことにした。

タクシー乗り場付近へ行くと、漢族の2人組みの女性が白タクを指し「この車、もう一人乗れるので、乗らないか?」と声をかけてきた。ホテル名を告げると、運ちゃんが15元というので、相乗りさせてもらうことにした。何故、自分が親切にも誘われたか?この地において圧倒的少数派の漢族に見間違われ、同胞意識を持たれ、困っていると同情されたことが分かった。車中、自分が日本人であると言うと、とても驚かれた。
「こんなところにわざわざ観光??」と不思議がられた。助手席に出張でホータンに来たという漢族男性1名と、後部座席に漢族女性2名。2人ともホテルの従業員といい、人民東路のホテルで3人とも下車した。
運転手からの情報で、ホータンの小肥羊は潰れたこと、ホータン空港は7月末まで一時閉鎖されていたことなどが知った。またちょっと偏見もあると思うが、「ウイグル族でない人がウイグル族が運転するタクシーに乗ると料金が高くなるので、何かあれば連絡してくれ」と名刺を渡された。

華豫国際酒店

新疆最後の宿なので、ゆっくりと快適にちょっと贅沢したいと思い、C-tripでホータン市内一番高かったホテルを予約した。高いといっても標準房340元である。

ホテル内の廊下。なんか雰囲気が古臭い。

部屋の様子。
非常に陰気臭い。明らかに失敗だ。カシュガルの天縁商務酒店200元の部屋の方がマシだ。中国に限ったことではないが、ホテルって高ければい良いってものではないことを改めて痛感した。

このホテル「華豫国際酒店」の特徴4点。
・値段の割りに部屋が狭い。
・全館WiFiが壊れていて使用不可。
・窓が小さい。部屋を変えて欲しいと文句を言い、他の部屋も見せてもらったら、その部屋の窓も同じであっ た。(カーテンの光っているところだけが窓の部分。)
・チェックアウトの時、処理に30分も掛り、優し目に「早くして欲しい」と言ったら服務員に逆切れされた。

迎賓路

少し休んで外へ出掛けた。ホテルそばのバス停には3路と12路の路線バスが走っていた。

情報不足でホータン市内のことは良くわからないのと、おそらく一番栄えているであろう団結広場へは歩いていけそうな距離なので、歩いて行くことにした。

迎賓路を北上して行き、玉州世紀大酒店を左折する。

阿恰勒西路

阿恰勒西路。

塔乃依南路

阿恰勒西路を100mほど歩き、右折して塔乃依南路を進む。

この辺はホータンの繁華街らしい。

団結広場

団結広場へ到着。
ホテルから徒歩30分しないで到着した。

この2人は誰か?

ウイグル族のクルバン・トゥルムと毛主席である。

2人は見つめ合い、固く握手している。

このクルバン・トゥルムという人物はとても強者で、なんとなんとホータンからロバ車でタクラマカン砂漠を越え、ウルムチまで行ったという武勇伝を持つ。

その後、共産党の取り計らいで飛行機に乗り北京へ行き、1958年毛主席と面会したそうだ。

「クルバン叔父さん、どこ行くの?」という伝説の歌もある。

「歩き方」で唯一紹介されていたレストランが、団結広場の先200mほどの塔乃依北路上にあるので、行ってみることにした。

道路を横断し、団結広場を振り返る。

該当する場所へ来てみたが、どこにも見当たらなかった。
ここの辺、塔乃依路沿いはホータン市内の繁華街らしいのだが、繁華街というにはほど遠く、ただの通りに過ぎない。また町全体、カシュガルみたいな活気が全くない。
まだバリバリに明るいが、この時点で北京時間21:00前である。夜もう遅いのでホテルへ戻ることにした。夕食はホテル周辺で適当に食べることにしよう。

麻辣空間(火鍋屋)

歩いてホテルへ戻る途中、火鍋屋らしき店を見つけたので入ってみた。

この人形見覚えがある。
カシュガル(喀什)で宿泊したホテル「天縁商務酒店」5Fの朝食会場(夜は火鍋屋)の入口にもあった人形だ!ということはこの火鍋屋は同じチェーン店なんだ。

店内の様子。やはりカシュガルのホテルの火鍋屋と構造が似ている。

ここの火鍋屋のお薦めは牛肉類であったが、中国の牛肉は水牛か、地域的にヤクの肉かで、日本でイメージする牛肉とは味がかけ離れている。無難に羊肉にした。合計78元で、サービスで酸梅湯のポットを付けてくれた。