雲南省

シャングリラ/ナパ海と海抜4500mの藍月山谷 重慶から雲南省シャングリラへ⑨

シャングリラ(香格里拉)

昨晩、香格里拉バスターミナルからタクシーで独克宗古城まで来たのだが、暗くて中に入れるような雰囲気ではなく、独克宗古城入口にあった四方客商務酒店へ宿泊した(150元)。

独克宗古城

今回の旅行、毎朝5時とか6時に起きていたが、この日は8時時過ぎに起床。
香格里拉へ行くことを目的としていたが、実際ここで何をするかははあまり考えていなかった。
9時過ぎチェックアウトし、ホテルに荷物を預け、外へ出る。

独克宗古城内を少し探索。

土産物などいろいろ売られているが、購買意欲を掻き立てるものは何もない。

ここはまた後で来ることにして、タクシーで納怕海へ行く。タクシーに乗る際、納怕海まで30元と言われたが、20元にさせた。

ナパ海(納怕海)

古城から約20分で納怕海へ到着。

入場料が掛かるが、乗馬をすれば入場費用は掛からない。だけどその乗馬の費用が高い。1人310元。

たまたま居合わせた江西省か来たという2人組みの女子大生と組み、3人割引265元/人で1時間乗馬をすることにした。

前の方で馬に乗っているのは江西省の女子大生。
手前は馬使いのチベット族。

ここは何と言えばいいのだろう?
内蒙古のような草原でもないし、周囲を山に囲まれた湿地帯みたいだ。

地平線が見えるわけでもなく、感動的な景色かと言えばなんか微妙。

結構な距離を進んでいる。

この馬使い、観光客相手にお喋りするのがかったるいらしく、いろいろはなしかけても終始不愛想だった。

こちらの方は比較的愛想がよく、写真なども撮ってくれた。

馬使い馬の相性はよく、馬使いは馬の気持ちが手に取るように分かっているようであった。

ところどころで馬から降りて散歩もする。

納怕海。

納怕海。

納怕海。
あの山際のところに、かすかにリフトらしきものが見え、気になる。

途中、馬を休ませる。
馬は勝手に茂みの中へ入っていき、草を食べ、少しして戻ってきた。えらい。

納怕海。

納怕海。

納怕海。

納怕海。

納怕海。

写真を撮ってもらった。
馬がロバみたいに小さく、乗馬の姿がカッコよくない。

大湿原の中、自撮りしてみた。

地元民のチベット族はこのように草原のあちこちでお茶しながら団らんしている。

馬に乗ったり、途中散歩したりして、1時間半後に戻ってきた。
馬はショボかったが、この乗馬、意外と面白かった!

射弓場があったので、やってみることにした。
1元1支、10元12支とのことで12支にした。

初めて弓を引く。
思っていた以上に結構難しい。

だけどオモロかった。

この後、松賛林寺へ行くつもりであった。

しかし納怕海から山のほうへ続く道があり、気になったので、タクシーで行ってみることにした。

藍月山谷

ここは藍月山谷という景区でロープウェイに乗って山頂までいけるらしい。
行ってみることにした。

山頂は気温が低いとのことで、40元でロングのウィンブレも借りた。少し高く感じるが、山頂は寒くて半袖では無理とのこと。

ロープウェイ往復220元。ウィンブレ代も含めると260元。
乗馬に続き高出費が続くが、せっかくなので躊躇せず進む。

ロープウェイは2段階に分かれており、途中、乗り換える。

香格里拉の飛行場が見える!

ズームしたら色が変わった。

遥か下に飛行場。

山頂駅に到着した。

再び飛行場。

あまり観光客はいない。

そんな中、なんか人が集まっているので行ってみる。

ここでもチベット族がお茶してた!
わざわざ220元払ってお茶しにここまで来たのだろうか?(そんなはずは無い。)

「海抜4500米」と書かれている。
昨年、四川省の黄龍へ行く途中、雪宝鼎という峠により、そこが4007mであったが、それよりも高い。おそらく自分の人生史上、最も高い場所へ来ている(飛行機上空を除く)。

チベット族がいて、目が合ったので声をかけてみた。

「ここで何してんの」と聞くと、「捡垃圾!」とのこと。

写真を撮っていいか?と聞くと、快くポーズを決めてくれた。

14:30頃、藍月山谷を出る。なんだかんだとここに2時間もいた。

タクシーで急いで松賛林寺へ向かう。

ちなみにタクシーといっても、流しのタクシーではない。
藍月山谷に観光に来る人、自分以外は皆、車をチャーターして来ている。自分は無計画で来たので、交通手段がなかったが、客の観光待ちで時間を潰しているチャーター者車の運転手に交渉し、50元で連れて行ってもらった。

松賛林寺

藍月山谷から30分ほど、15:15到着。

なんか寺周辺工事をしていて、その背後にある山肌にはチベット文字で何かが掛かれている。

せっかく来たのだが、時間で区切った入場制度など複雑で、観光に時間が掛かりそうなのであきらめた。17:40の飛行機に間に合わない。

せめて一目でも外から寺廟が見えないかと思ったが、入口外から内部が見えない構造となっており、寺廟をチラ見すら出来なかった。

ここから3路のバスで独克宗古城行きのバスがあったので、それに乗り古城へ戻る。

独克宗古城

16:00頃、独克宗古城へ戻ってきた。

飛行機の時間が17:40なので、そろそろ空港へ行った方がいいが、あと30分程探索する。

四方街

朝来た時は何もなかったが、なにらや屋台が出ている。

串焼きの屋台だ。

そして、なんと!

松茸!!
そういえばここ香格里拉は松茸の産地であった。

松茸1串8元、他は1~3程元。

そういえば朝から何も食べていなかったので、松茸3串を注文。

焼けるまで10分程かかるというので、お金を先に渡し、一回りしてくることに。

周辺を走ってみた。

迷って戻れなくなりそうなので、適当なところで四方街へ戻る。

ちょうど10分ほどで戻ってきたら、松茸串は出来上がっていた。

松茸3串で24元、かなり贅沢。

松茸をこんな風に串焼きで食べたことは無かったが、美味しい。感動した!

あまりに美味しくて感動したので、更に2本追加し、大理ビール(5元)とネギ焼き、羊肉串も注文した。

急いでホテルへ戻る。

荷物を受け取りタクシーで空港へ行く。
40元と吹っ掛けられたが、歩き方では30元が相場との記載があったので、交渉して30元に下げさせた。

迪慶空港

17:00頃、空港へ到着した。

独克宗古城入口にあるホテルから迪慶空港までタクシーで約20分程。

結構ギリで焦ったが、飛行機が若干遅延していて、結果、ほんの少し余裕が出来た。

写真手前、赤い服を着た客が、空港係員に大声で罵声を浴びせていた。理由は小さい小学生の娘2人がいて、母娘2人、3人の席がバラバラとなってしまい、「小さい子を一人で北京まで座らせるのか、何やっているんだ!」という言い争いである。

どうにもならないらしく、相当キツいこと言われていたが、客が「航空会社の責任者に訴えてやる!!」と言うと、ブチ切れて首からかけていた「工作証」を客に投げつけ、どこかへ行ってしまった。

ほんの少しだけ時間が出来たので外へ出てみた。

自分は重慶まで行くが、これから搭乗する飛行きは重慶経由北京行きであった。フライトは17:40→18:00へ遅延した。この時間から北京まで飛ぶと、何時に着くのであろう?

時間になり搭乗した。手続きしたのが遅く、窓側の席が取れず、真ん中列の席であった。夕方、天気が良かったので窓側席が取れていれば、超素晴らしい景色が見れたと思うと残念であった。