天津市

天津/時速346㎞の復興号に乗る シルクロード鉄道旅行①

成田空港

成田空港第3ターミナル

2019年4月29日GW初日。
普段出勤するのと同じ時間に家を出て、成田空港第3へ。

早めに着いたつもりだったが、既に結構並んでいる。

出発時間は12:35だけど20分遅れるらしい。

今回、西域への旅行気分を高めるため、「李陵」(中島敦著)と「敦煌」(井上靖著)を事前に読んでいく。
同じことを大学生の時にもやっていた。
「李陵」は旅行前に読んだけど、「敦煌」はサボって読み終わらず、待っている間、ひたすら読み続ける。
(本は高校生の時に購入したもの、まだ持っている)

今回搭乗する春秋航空はLCCで機内食が無いので、お昼はここで食べる。

味は普通。

12:20に搭乗開始。

春秋航空へ搭乗

飛行機が動き出したら、突如大粒の雨が降ってきた。

離陸時、天気が悪く、前回の秦皇島へ行ったときのように、窓の景気を楽しむことは出来ない。

機内の様子。

ひたすら読み続ける。
「敦煌」を読んで現地へ行くと、感動が倍増する。

3時間ほどで大陸が見えてきた。
こっちも天気が悪い。

天津

天津空港

こっちも成田同様、雨が降っている。

飛行機を降りて、15分ほどで外へ出られた。
天津は北京、上海同様、中国の直轄市であるが、空港の込み具合は全然違う。

空港の外へ出てきてタクシーへ天津駅へ。この時16:10頃であった。
次に乗る電車が17:59発で2時間近くあるけど、予約の切符を受け取らなければならないことなどを考え、安全を見てタクシーで行く。雨が降り止まず。

天津駅

橋の上から天津駅が見えてきた。

ちょうど駅に着いたタイミングで雨が上がった。

空港からの所要時間は30分程で73元もした。半年ほど前に来た時は48元だった。
何が違ったのだろう?ちなみに地下鉄だと4元で来れる。今度来るときは必ず地下鉄で来よう。

約半年前に来たばかりなので、懐かしさは全く無い。

重慶小麺の店が出来ている。
全国区になりつつあるのだろうか?

こちらは前回来た時もあった。この2つを選ぶとなると、かなり迷う。

駅前広場の様子。

駅入場口に隣接している售票処。
ここへ入るのも荷物検査とボディーチェックがある。ここでネットで予約した切符を受け取る。
まったく混んでおらず、結果として地下鉄で来ても時間的に問題なかった。
今は自動発券機(中国の身分証明書のみ対応)があるので、特殊な事情が無い限り、中国の人は窓口に並ばぶことはない。

售票処から直接駅構内へ。
一度外へ出てから駅構内へ入ると、再度荷物検査があり面倒臭い。

そう言えば、どなたかの旅行記で知ったのだけれど、上を見上げると・・

このようなすばらしい絵画がある。

前回来た時、全く気が付かなかった!

天津駅構内は飲食店がかなり充実している。
この後行く北京西駅よりもいい。

列車の中で食べるため、ケンタでチキンのセットを購入。

看板に釣られて、これもついつい買ってしまった。

この看板、なんとなく撮ったけど、この先、内陸部のあちこちでも見かけることになる。

待合場の様子。

北京行きの高鉄(城際列車)に乗車するには、更に検問がある。

ボディーチェックと荷物検査。

検問は2箇所ある。

17:59発、北京南行きに乗車する。

天津→北京南 復興号へ乗車

車内の様子。

自分の席は7Cで通路側。

早速さっき買ったケンタのチキンを食べる。

車内での食事は楽しい。

通路側なので、写真が上手く撮れない。

車内の様子。

時速269km。
速度は日本の新幹線並み。

窓の外の様子。
北京と天津の間の河北省飛び地を走っている。こんな場所、何も無い荒涼とした草地が広がっていただけだったけど、今は高鉄沿線に高層マンションが立ち並んでいる。

武清

発車後15分で「武清」という駅に停車。
ノンストップだと思っていた。結構、乗ってくる。

「武清」を過ぎると、畑がちらほら見えてきた。

暫くすると時速は300kmを超えた!

時速326km!
なんとJR東日本が誇る、わが国最速の新幹線「はやぶさ」をいとも簡単に超えてしまった!

そして時速346km!
今回の最高速度。
昨年乗車した上海のリニアでさえ、時速300kmに抑えていたのに、こんなに速いとは知らなかった。

すぐに都会的な建物の景色が見えてきた。

間もなく北京南に到着。

天津から北京南まで、乗車時間37分の旅。