松藩
松藩での宿探し
17:00過ぎになってしまったが、松藩へ着いた。
バスターミナル近くには40元~80元程の安宿がたくさんある。
こういった建物の2階が宿屋になっている。
写真は撮らなかったが、このような宿屋のバストイレ付の80元の宿に泊まった。
松州古城
早速、松州古城の観光へ出掛ける。宿から徒歩5分ほど。
松藩のシンボル、ソンツェン・ガンポと文成公主像。
ソンツェン・ガンポとは吐藩の王。文成公主は唐第2代皇帝太宗李世民の娘で、政略結婚のため下嫁された。
鎮羌族(北門)
古城の中へ入る。ここは北門だ。
右の建物は松藩で一番まともなホテル。後で行って値段を聞いたら標準房で360元であった。
北門を後にする。
松藩県人民法院。地方裁判所だ。チベット文化圏なのでチベット語表記もされている。
覲陽門(東門)
覲陽門、東門だ。
城楼は修復中であった。
街中のおおよそ半分がこのように建て替え中であった。街全体を観光目的で昔風の建物に建て替えしているようだ。
現時点(2020年)ではテーマパーク化しているらしい。
チベット自治州なので、このようなチベット僧侶も普通に見かける。
延薫門(南門)
こちらは延薫門、南門だ。
北門へ戻ってきた。
これまで場内と北門、東門、南門と回ってきたが西門へはまだ行ってない。
西門も当然あるのであるが、あそこにある!
あの山の上だ!
ちょうど、たまたまこの旅行に出かける前、NHKで松藩の紹介をしている番組が放送されており、西門だけ山の上にあることを知った。
どうやって行こうか考えたが、北門でバイクタクシーの客待ちをしていたジジイに「あそこまで100元で連れてってくれ」と尋ねると、驚いた様子で二つ返事で頷いてくれた。相場は知らないが即決した。
今(2020年)は遊歩道が整備されており、登山で行けるみたいだが、この当時は道なき道を頼りないボロバイクの後部に乗り、突き進んだ。
松藩の街並みが見えてきた。
威遠門(西門)
来てみてガッカリ。
こんな感じでただの瓦礫だけだった。
しかしここからの見晴らしは素晴らしく、やはり来てみて良かった。
100元の価値はあったと思う。
北門前まで戻って来た。19:30を過ぎていたが、西の地域なのでまだ普通に明るい。
そこでバイタクのジジイと普通に別れた。ジジイとは蔑視して言っているのではなく、風貌がいかにもジジイというにふさわしい感じのおっさんだった。おそらく1回5元程度で城内を客引きして回っていると思う。そこでいきなり100元の話を持ち掛けたので、少し驚いていた。西門往復正味1時間半くらいの小旅行であった。
20:00過ぎ、黄昏時の松州古城前の通り。
成都から陸路で九寨溝へ行くには松藩は必ず通る。たいていの人は素通りすると思うが、自分はたまたまNHKの番組を見て、是非とも松藩へ立ち寄り、西門へ行こう!と思った。見ていなかったら来なかったかもしれない。
今回、遅い時間に松藩へ来たが、日没時間が遅いおかげもあり、城内観光もでき、目的も達成でき、大変満足した。夕飯は適当にこの通りの食堂へ入り、回鍋肉炒飯(10元)を食べた。回鍋肉と炒飯がセットになったものと勝手に思ったのだが、炒飯の具が回鍋肉風になっているだけの炒飯で、量がめちゃくちゃ多かった。店のTVでソウルが洪水になっているニュースが放送されていた。
食後、バスターミナルまで散歩しに来た。この時間、当然閉まっていた。
松藩からのバスの時刻、料金表。ご参考まで。(翌朝撮ったもの)