都江堰
都江堰バスターミナル
13:30頃、青城山入口付近に都江堰行きのバス乗り場ががあり、そこからバスに乗車。都江堰まで3元で所要1時間。但し着いた場所は都江堰バスターミナル。そこからさらにバスで都江堰入口まで行く(1元)。
都江堰入口
都江堰の入口付近。バスターミナルからここまで公共バスで1元であったが、かなり迂回し45分も掛かってしまった。帰りはバスターミナルまでタクシーで戻り、10分で10元だった。バスターミナルから都江堰入口まで行く場合、時間の節約のためタクシーで行くのがお薦めだ。都江堰の入場料は90元、ややお高め。
ここ都江堰は紀元前256年頃、秦の始皇帝が中国統一する以前に造られた水利・灌漑施設で、今でも現役で機能している。当時、雪解け水が流れてくる岷江の川幅が広く地点で毎年氾濫が起こっていた。そこに堰を構築することで、水不足で苦しんでいた成都平原へ水を流し込むようにし、周辺一帯は「天府之国」と呼ばれるまでの大穀倉地帯となった。午前中に行った青城山と共に2000年に世界遺産に登録された。また2008年の四川大地震の際、一部被害があったことでも報道された。
入口付近にある「南橋」。
水の勢いが激しい。
かなり勢いが激しいが、涼しいし、見ていて気持ちいい。
たくさんの人が涼んでいる。
園内は広く、カート(有料)もあるが、徒歩で行く。
水の流れが速く、勢いも凄い!
魚嘴
ここが都江堰の水利施設で最も要の機能を果たしている「魚嘴」である。
2008年の四川大地震の時、この魚嘴はひび割れしたらしい。
安渓吊橋
つり橋を渡って、対岸にある秦堰楼(写真中央やや上)を目指す。
このつり橋、下を流れる岷江の流れが速く、スリルがあって面白い。
歩いていて、揺れに揺れる。
つり橋からの眺め。
流れが非常に速い!
立ち止まっている最中も、つり橋が揺れて、揺れて、スリルがあり非常にオモロイ!
秦堰楼へ登る
秦堰楼へ登る。
秦堰楼からの眺め。
この景色、非常に素晴らしい!
眠江が魚嘴を起点に外江(上)と内江(下)に分かれる。
秦堰楼からの眺め。
内江(左)と外江(右)。
眠江。
安渓吊橋。
この景色と迫力に圧倒され、同じような写真を何枚も撮ってしまう。
ちなみに楼閣の上の最も景色が良く見える場所を陣取り、酔った気分でボッーと30分程眺めていた。
ふと、白酒を呑みながらこの景色を見ると最高だろう、と思った。
気温は30℃を超えていると思うが、適度な風も吹いていて、非常に気持ちいい。
今度来る機会があれば、絶対に白酒を持って行こう。
ここ都江堰は2008年5月の四川大地震でも甚大な被害を受けた。いくつかの廟は崩壊し、再建の様子が生々しい。
二王廟
見た感じ、ここは被害が無かったようだ。
何というか、都江堰は絶景の名所という訳でもなく、歴史的な事件の名所という訳でもない。
しかしながら何故か心が落ち着き、非常に親しみの持てる場所である。
是非また来てみたい。その時は白酒を持って。
都江堰バスターミナル
成都行のバスの時間が気になったので、都江堰からバスターミナルまではタクシーで来た。10元で10分以内で到着。成都行は頻繁にあるが終バスは19:00頃。17:00頃のバスに乗車し、成都へ戻った。
都江堰からのバスの行先と時刻表。以下ご参考下さい。
九寨溝、四姑娘山方面や一部チベット・アムド方面のバスは成都からだと入手し難い時期もあるので、都江堰で確保するのは穴場かも。前日、都江堰入りしていれば、成都の早朝渋滞も避けられる。
成都
成都旅游集散中心/茶店子バスターミナル
都江堰バスターミナルから1時間ほどで成都到着。だけど着いたのは茶店子バスターミナルだった。成都行きしか意識していなく、新南門行きかどうかをきちんと確認してなかった。
茶店子バスターミナル敷地を出たところに、公共バスの乗り場がある。
〔2023年現在は地下鉄が開業中。〕
茶店子から市バスでホテルのある新南門へ行く。
三国聖地/武候祀
途中「武候祀」前を通ったので瞬時に反応して下車してしまった。ここの周辺はチベット街にもなっている。
ここは「三国聖地」!
こういう場所、どこもそうであるが人がいない状態で写真を撮るのは難しい。
一瞬のスキが出来た!
「漢昭烈廟」とある。ここでいう漢は蜀漢、昭烈帝は劉備玄徳のこと。そう、ここに劉備の陵墓がある。入場料は80元で今回入らなかった、というより18:30で閉館していた。前回来たのは1996年3月である。その時、NHKでやっていた「三国志人形劇」の伸介竜介の人形があった。
門前の広場。閉館している時間帯なのに、何故か人が多い。
錦里
隣に「錦里」という、昔の街並みを再現した商業観光施設があったので、行ってみた。
スタバもあり、周囲の雰囲気に合わせた造りになっていた。
小吃を売る店もたくさんあり、夕飯はここで適当に済ませた。
個人的感想として、昨日行った「寛窄巷子」より面白い!
1時間ほどぶらつき、暗くなったのでホテルに戻った。
明日はバスで九塞溝へ向かうため、早めに就寝した。