イーニン(伊寧)
大学生の時に見たNHKの番組で、中国の新疆ウイグル自治区に満州語が使われている街があることを知った。満州語は、かつて中国東北部から清王朝を興した満州族の言語であったが、中国全土を統治するに至った過程で、急速に漢化が進み、今では本拠地の中国東北部(旧満州)で母語とする話者が10人もいない、瀕死の状態の言語となっている。そのような満州語を、遥か4000㎞離れた新疆ウイグル自治区で日常的に使われている地域があるという。その後の調べで、そこは新疆ウイグル自治区のチャプチャル・シべ自治県であることをが分かった。番組の記憶の中で、そこでは小学生まで学校の授業は満州語で行われ、中学から漢語(中国語・普通話)を始める。また世界で唯一、満州語の新聞が発刊されている。北京に眠る多くの満州語文献の翻訳作業のため、多くの人材が派遣されている。それらのことを直接自分の目で確かめたくて、実際に現地へ行ってみた。
イリ河風景区

イリ河大橋のある「イリ河風景区」へやって来た。

対岸はチャプチャル・シベ自治県である。ただしここからチャプチャルの市街地までは20㎞程ある。


イリ河。この川はカザフスタンから流れてきている。


イリ河大橋

イリ河大橋。


当時はまだ車で通行が出来ていたが、2025年時点では、観光用の馬車以外の車両の通行は出来なくなっている。この辺一帯は風景区として観光地化されている。






川原で遊んでいる人がいる。





観光用の馬車がいた。


つまらなそうな顔してる。



河原で遊んでいる人達。

実際には遊んでいるのではなく、何かを採っているかもしれない。翡翠とか。


イリ河大橋周辺にあった売店のウイグル族の若者と、30分くらい会話した。日本についてあれこれ聞かれた。こちらもいろいろ聞きたいことがあったが、普段何語で話をしているのか程度の話題に抑えておいた。写真も撮れなかった。

外はまだバリバリに明るいが、北京時間20:00を過ぎたので、バスでホテルのある「上海城南門」へ戻る。


上海城南門



昨日と同じホテルの建物にある「老回民餐厅」で、夕食に串焼きを食べた。この後、ホテルに預けていた荷物を受け取り、伊寧駅へ向かった。
