新疆ウイグル自治区

伊寧/少数民族居住区「カザンチ民族観光区」北疆の街を訪ねて・伊犁カザフ自治州④

伊寧

伊犁州新華医院前

「林則徐記念館」から17路のバスで少数民族居住区「カザンチ民族観光区」へ向かう途中、バスの車窓からお洒落なウイグルレストランが目に留まった。急いで下車した。

下車した場所のバス停を確認すると「伊犁州新華医院」と分かった。カザンチ民族観光区がある「伊寧市人民病院」バス停の一つ手前だ。

ちょうどお昼時であったので、ここで昼食をとることにした。

店の外で羊肉串を作っている。

早速店内へ入ってみる。

店内の様子。この時、北京時間の正午前で客は少ない。自分は北京時間で行動しているため、ちょうどお昼時と思っていたが、地元の人はウイグル時間で生活しているので、地元の感覚ではまだ10時前だ。

KAWASがあったので、1杯注文してみる。中国イスラム圏でよく見かけるビールに似た非アルコール麦芽飲料。

KAWASの説明。

ノンアルビールよりは数段美味しい。

羊肉串を2本注文。

ラグメンを注文。麺はお代わり自由で、お代わり分を事前に置いくれた。

ここのラグメンもコシがあって非常に美味しい!

一杯目の麺の量が多く、お代わり麺は食べなかった。食後にヨーグルトを注文。

おそらく牛ではなく、ヤギか何かのヨーグルトかと思うが、これも普通に美味しい。合計32元だった。

外ではウイグル・ポロを作っていた。見た目は炒飯みたいで美味しそうなのだが、脂ぎっていて、カロリー超高そう。今回の旅行中、これには手を出さなかった。

近くに別のウイグルレストランもあった。

こちらは大衆食堂みたいで、少し汚い。客層もウイグル族だけで、かなりディープである。

乗ってきたバスが行った方向へ向かい、歩いて行く。

この辺、ウイグル調というか少数民族の建築物が多い。明らかに漢民族の文化圏ではない。

建物がなんかお洒落である。

洗剤らしいものを宣伝する看板があった。読めない。

飲み物の看板。読めない!!

鮮やかなパープルな壁がある。

新疆ウイグル自治区を旅行していると、よくこういう軽トラの荷台に座るタクシーを見かける。

伊寧市人民医院

当初目的としていた「伊寧市人民医院」へ来た。この近くに少数民族居住区がある。

トラの毛皮が木に掛けられていた。売り物である。安く変えても日本へ持って帰れないだろう。

カザンチ民族観光区(喀賛其民俗旅遊区)

目的としていた「喀賛其民族旅游区」の入口へ到着した!

カザンチ民族観光区の案内図。自分は既に裏側からこの地区へ入って来ていたようだ。

馬がいる!

観光用の馬車だった。ガイドの説明付きで馬車で回るプランがあり200元~300元する。

アイスが売っている!

「自家製」と書かれていたが、この後も市内各所、同じアイスを売っているのをよく見かけた。味は濃厚で甘過ぎず、さっぱり感もあり美味しい。哈蜜瓜風味。

アイスを食べて、再び周辺探索を開始する。

ウイグル家屋は玄関前にこのようなテラスがある構造が多い。

とてもお洒落である。

モスクがあった。

この水色の建物は中学校らしい。

屋根にハトが!天井は鳩小屋となっているようだ。

鮮やかな青の壁面。

「家訪点」の看板がある。ある程度、中へ入って見学していいようだ。

ちょっと中へ入って見学してみた。

「中国少数民族特色村寨」とある。この付近、ウイグル族だけではなく、カザフ族やその他西域の少数民族も住んでいる。

白と緑のデザインの壁。

各所にこのようなスローガンを見かける。

「中華人民共和国の一切の権力は人民にある」、そうなんだ!

先程とは異なる、別のモスクがあった。

果物もたくさん売られているが、このように炎天下に晒して大丈夫なのかな?バナナやパイナップルもあるが、新彊でそんなの採れたっけ?輸入品??

新疆ではよく見かけるナンのお店。大きいので10元くらい。

手前はイチゴの山。近くで見ると、美味しそうではない。スーパーで綺麗にパッキングされているものとは随分と違う。なんだかんだ3時間くらいこの付近をウロウロしていた。疲れたのでホテルへ戻ることにした。ウイグル色の強い店が多く集っているのに何故か名前が「漢人街」というバス停から101路のバスで「上海路」へ戻った。

ホテル手前に「中国旅行社」があるのを見つけ、明日の「サイラム・ノール湖」行きのツアーを申し込んだ。ラベンダー(薫衣草)博物館、カザフスタン国境の霍尓果斯口岸、サイラム・ノール湖を回り、昼食、各所入場料込みで260元だった。