黄山
黄山湯口(黄山風景区)
杭州西バスターミナルを出発し、2時間ほどで黄山風景区バスターミナルへ到着した。
黄山風景区バスターミナルの時刻表、ご参考に。注目は上海行き。
朝6:30の始発に乗れば、上海発の最終便に間に合い、おそらくその日のうちに日本に帰れる。
今回の旅行の移動ルート。
ホテルはバスターミナルから近いこの金ピカのホテルに飛び込みで宿泊した。価格は確か150元で設備は普通。この時まだ3月で、4月からシーズン料金で倍になるとのことだった。またこの付近を歩いていると登山ガイドの呼び込みや、登山グッズの売り子が近寄ってくる。
夕食はホテル近くのレストランで食べた。先ずは黄山ビール。
麻婆豆腐。
青椒肉丝。
ここは安徽省。四川料理を頼んだが、本場の味ではない。食後に外へ出ると雨が降り出した。近くの売店でカッパや雨よけ帽子、靴カバーなどちょっとした登山用品を購入した。することもなく明日早起きするので19:30頃就寝した。
黄山大門(ロープウェイ乗り場行きバス乗り場)
翌朝5:00頃目が覚めたのだが、最悪なことに強い雨の音で目が覚めた。昨日から曇っていてどんよりとした天気であったが、登山日に本降りの雨になることは想定していなかった。本日登山は止めて、宏村・西逓の古村落観光に変更しようか迷ったが、効率的な旅行計画がかなり狂う。ここから古村落まで近くはないし、明日晴れる保証も全く無い。朝っぱらから悩みに悩んだ結果、「山の天気は変わりやすく、午後には晴れるかもしれない」という淡い期待に賭け、決行することにした。※実際には期待外れでだった。
黄山大門風景区からロープウェイ乗り場までのバスの始発が冬時間で7:00だったので(前日確認済)、6:40には乗り場へ到着した。ホテルから徒歩7分程度。こんな雨の中、登山する人なんかいるのかと不安であったが、思っていた以上に同志がたくさんいた。
黄山風景区→ロープウェイ乗り場までバスで20分程度(19元)。
雨の中でも結構人がいる。心強くなり、安心した。
雲谷ケーブルカー。
朝一で来たため、ロープウェイは並ぶことなく乗れた。昨年の華山の教訓が活きた(雨のおかげもあるかも)。
並ばずにスイスイと乗れたはいいが、雨と雲で周辺の景色がほとんど見えない。
山の上に来ると、霧がかかっていて視界が悪い。
始信峰
よく分からない!
北海賓館
始信峰から徒歩20分ほどで北海賓館へ到着した。
西海賓館
そこからさらに30分ほど歩き、西海賓館へ着いた。
中で休憩できそうであったが、そのまま進む。
飛来石
これもよく分からない。
雨でも人がそこそこいて安心したはいいが、こんな何も見えない状態の場所へ、わざわざ来る意味あったのか?激しく自問自答してしまう。
景色が全く楽しめない。
昨年の華山の時も天気に恵まれなかったが、その時よりももっと酷い。
一時的に少し視界が良くなった。
このような奇抜な岩は花崗岩。華山と同じで、昔海底であったことを物語っている。
少し景色が見てきた。
!!!
谷間に丸い岩が!
中国ではたまにこういうオモロイものが見れる。
少なくとも人類のなせる業ではない。
来た道を振り返る。
自分がさっきまであんな場所を歩いてきたとは信じられない。
玉屏索道(ロープウェイ駅)
玉屏ロープウェイ駅に着いた。
ここでロープウェイで下山するか、自力で下山するか、かなり迷う。迷った挙句、まだ体力と時間に余裕があるので自力で下山することにした。
付近の様子。
誰もいない。ほとんどの人が先ほどの玉屏駅でロープウェイで下山した模様。
ロープウェイが見える。下山も結構疲れるし、少し後悔した。
標高が低くなるに従い、視界が良くなってきた。
途中にあった売店(14:30頃)。
昼食を食べていないので、ここでカップラーメンを買って食べ、肘掛椅子があったので少し休ませてもらった。15分ほど熟睡した。
ひまわりの種を食べながら、DVDを見ている店員。
慈光閣
やっとのことで慈光閣へ着いた。
先ほどの玉屏駅からロープウェイに乗っていれば、1時間以上前にここに着いていたはず。
こうして雨の中の黄山登山は終了した。この時15:45頃。
黄山の模型がある。
ここから専用バス(19元)で黄山大門へ戻る。
黄山湯口
ホテルに荷物を取りに行き、屯渓(黄山駅周辺)行きのバスはどこから出ているのか聞くと、18:00くらいまでそこら辺で客の呼び込みをしているという。外へ出ると確かに「屯渓!屯渓!」と叫び声が聞こえ、低速で巡回しているバスが直ぐに見つかった(橋の上のバスがそうである)。暫く客集めをして満員近くにになって16:30頃、屯渓へ出発した。