新疆ウイグル自治区

霍城県/伊寧第一景「果子溝」 北疆の街を訪ねて・伊犁カザフ自治州

ホルゴス(霍尓果斯)

ホルゴス口岸

カザフスタン国境のホルゴス口岸(霍尓果斯口岸)の見学を終え、次の目的地である果子溝、サイラム・ノール湖へと向かう。

霍城県

霍城県

カザフスタンの雪山を眺めながら、バスは進んでいく。

北京時間の13:40頃、バスは高速を降りて辺鄙な場所へ停車し、乗客全員下車した。

どうやらここで昼食タイムらしい。

蜂蜜が売られていた。

昼食会場。

ツアー客は総勢30名ほど。適当に、来た順に3つのテーブルに分かれた。

昼食の様子。白飯とおかずが8品で普通の中華だった。誰かが「新彊へ来て初めて白飯を食べた!」と言っていたが、自分も同じだ!西域へ来ると、麺料理がおいしく基本になり、麺ばかり食べていた。ツアー客は全て新彊以外に住む中国人で、外国人は自分ひとりであった。

食後、少し時間があったので周辺を散歩してみた。

乗ってきたバス。

この辺、特に何があるというわけでもない。

こんなところで置いてけぼりにされたら嫌だな、泣くかもしれない。

ちなみに地図で見ると▼の場所が現在地である。気軽に日本に帰れる場所ではない。

昼食休憩は1時間半程度で、15:00頃、再び出発した!

まだサイラム・ノール湖に着いておらず、なんかスケジュールの進行が遅い気がする。でも新彊時間だと13:00なので、これが普通か?

果子溝

「果子溝」の入口へ到着した。トラックはみな重量検査をさせられているようだ。中国の高速では、明らかに積載物や重量に問題があるトラックが低速で走っているのを見かける。

バスは検問検査されることなく、料金所を通過出来た。

ここ「果子溝」は伊寧第一景と称され、見事な針葉樹林の景色が楽しめる渓谷となっている。

果子溝。チンギス・ハン率いる蒙古軍が征西した際にここを通過した記録があるらしい。

果子溝。

果子溝。針葉樹林が見えてきた。

果子溝。

果子溝。なんか中国らしくない風景だ!

果子溝大橋

果子溝大橋が見えてきた。

果子溝大橋。

果子溝周辺の地図。果子溝周辺は渓谷で複雑な地形となっている。ここを抜けるとサイラム・ノール湖である。

果子溝大橋。

針葉樹林。

針葉樹林。

ちなみに「果子溝」は「果子溝大橋」か開通され、このような景色を見ることが出来るようになったが、高速道路上なので、途中下車して景色を楽しむことが出来ない。

暫くしてトンネルに入る。

霍連高速トンネル

霍連高速トンネル。全長2㎞ほどトンネルである。

ボルタラ蒙古自治州

サイラム・ノール湖

霍連高速トンネルを抜けると、サイラム・ノール湖が見えた!

車内一斉に歓声が上がった!ここからはボルタラ蒙古自治州になる。

伊犁カザフ自治州霍城県

果子溝

果子溝。

果子溝。

果子溝。向こう側にも橋が見えるが、反対車線ではなく、ぐるっと回って後であちら側を走ることになる。

果子溝周辺と果子溝大橋の構造。果子溝渓谷の中を高速道路が走っており、複雑な道路事情となっている。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

途中、ドナドナ発見!

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝。

果子溝検問所

果子溝を出たところの検問所。行きはスルーで通れたが、帰りは全員バスから降ろされた。

外国人は自分だけで通過に時間が掛かった。外国人は写真撮影されパスポート番号、氏名、生年月日を帳簿に記入される。日本のパスポートの生年月日の月の表記が英文表記3文字で、自分は10月なのでOctと表記されている。検問員はこの意味が理解できなく、これが何か聞かれる。他の検問所でも同じ事を聞かれたことがある。

この検問所には片言の日本語が喋れるウイグル族の公安がいて、「こんにちは!」と挨拶されたので「こんにちは」と返した。生の日本語をめったに聞く機会が無いのか、偉く感動していた。また自分のパスポートを見て、本籍地のSHIMANEと氏名を勘違いし、「SHIMANEさん」と何回か呼ばれた。

帳簿の氏名欄にも「SHIMANE」と書かれていた。最後に「SHIMANEさん、さようなら」と言われ、内心「島根じゃねーよ!」と思いながら、そのまま「さようなら」と返答しておいた。

伊寧

伊寧中亜国際大酒店

21:00頃、伊寧駅前ににある伊寧中亜国際大酒店前の広場に到着した。

ここで乗客の半数以上が下車していった。22:30発のウルムチ行きの寝台に乗るためである。

乗客が減り、小型のバスに乗り換えてくれと一旦全員降ろされた。

小型のバスが車で10分ほど待たされた。

周囲は立派な建物があるが、何故か人の気配がない。

なんかゴーストタウン化している。

小型車が来て、行先を聞かれ、遠い順から奥へと座って行った。

上海城南門

21:30頃、ホテルのある上海城南門へ到着した。朝7:10頃バスに乗り込み、合計14時間以上のツアーはこれで終了!

上海南門からホテルまで10分ほど歩いて行く。

途中、ラベンダー専門店があった。「薫衣草」が「ラベンダー」だとわかると、伊寧の街中至る所に、この「薫衣草」の広告があることに気付いた。

途中、屋台のお店がいくつもあり、夕食を食べようか迷ったが、疲れたのでホテルへ戻ることにした。

ホテルへ到着。夕食はホテル1階の「老回民餐厅」で食べることにした。

今回はラグメンではなく、新彊ウイグル三大麺の一つでもある「丁丁炒麺」を注文。ラグメンの麺を麺をチョップ上にしたものだ。これもトマトベースで味が濃く、美味しい。ただ量が多すぎた。

追加で羊肉串も注文。

更に焼串も注文、美味しかった。