福建省

上海→武夷山/南平市到着と武夷山「印象大紅袍」

上海→南平

上海/2025年GWの上海虹橋駅 成田 成田空港第3ターミナル 21:00頃、成田空港第3ターミナルの春秋航空カウンターへ到着!しかし何か様子がおか...

元蕩

13:31 上海虹橋発のG1627に乗車し、20分ほどで蘇州市内へ入って来た。写真は元蕩という湖。

間もなく蘇州南駅へ到着するが、この辺、湖がたくさんあり、線路も湖の上を走っている。

今回の旅行の移動ルート。上海→武夷山のある南平まで迂回したルートで約1000㎞ある。

蘇州南駅

13:57 蘇州南駅到着。蘇州市内の外れにあり、閑散としている。

盛澤駅

14:12 盛澤駅到着。

盛澤駅を過ぎ、列車は江蘇省から浙江省へと入って行く。

列車は平均300㎞前後で走行している。

千島湖駅

15:42 千島湖駅到着。ここは千島湖という人口湖で景観が有名な場所。名前の通り、湖の中に千個の島がある。

千島湖を過ぎると安徽省へ入り、白い民家の建物が目立ってきた。

なんかレゴの家みたいに見えるが、これは列車のスピードが速くで写真がブレたのではない。本当に家の屋根がレゴのような作りをしているのだ。

黄山北駅

16:42 黄山北駅到着。

世界遺産の黄山がある場所であるが、高鉄駅から実際の黄山までは30㎞離れており、車窓から黄山の雄姿は拝めなかった。駅前から見えるのは、場所柄似合わない高層マンションだけである。

婺源駅

黄山北を過ぎると列車は江西省へ入って来た。

17:03 婺源(Wuyuan)駅到着。

ここは菜の花と田園風景が有名な場所で、近年観光地化が進み、人気なスポットとなっている。ベストシーズンは3月と秋。

浙江省の南西部、安徽省黄山周辺、江西省の北東部一帯は、白い民家の建物が多い。

代表的なもので「安徽南部の古村落」として世界遺産登録されている宏村、西逓などがある。世界遺産に登録されていなくても、伝統的にこの辺一帯の民家はこういう作りが伝統なんだな。

婺源を過ぎると、いよいよ福建省である。

武夷山北駅

17:54 武夷山北駅到着。武夷山観光はここで下車しても構わないが、次の南平市駅で下車した方が公共交通機関が充実しているので、南平市まで行く。

武夷山北から南平市までは10分程度で到着する。下車する準備をし始める人が出て来た。

南平

南平市駅

18:08 ほぼ定刻通りに南平市駅に到着!

ここの駅名には「市」が付く。日本でも「和光市」、「出雲市」、「大田市」など駅名に「市」が付く駅があるが、それらと同じようなものである。

2015年、高速鉄道がこの地域にも開通され、従来の在来線の駅と区別し、「南平市」駅と命名された。同時に市政府もこの高鉄駅がある地区へ移設され、更にその後、従来の在来線「南平」駅は「延平」駅と改称された。

地下通路を渡り、改札口へ向かう。ちなみに中国の駅では、乗車と下車は完全に分けられている。飛行機に乗り降りするのと同じである。

時刻は18:15頃、改札を出たところの様子。

多くの宿泊施設が集まっている「三姑度暇区」へ行くK1快線のバスがすぐに見つかった。

三姑度暇区は武夷山景区南口の近くにあり、武夷山観光する多くの観光客は、通常ここに宿泊する。

予約してあるホテルの近くのバス停「太陽城」で下車する。

バスの運転手にいつ出発するのか聞くと、「すぐに出発する!」とのことなので、そのまま乗車した。

18:20に南平市駅を出発した。直通の快速バスは20分おきに出ているようだ。

道路に平行して鉄道が敷かれている。後で分かったが、高鉄「南平市」駅前から武夷山景区南入口までライトレールが走っている。翌日南平市駅へ戻る時に利用した。

車窓から夕陽が見えた。飛行機が8時間遅れ、本来お昼前に到着する予定が、夕方着になってしまった。午後の観光が出来なくなってしまったが、こうして無事に到着し、夕陽を眺めて心が安堵した。

武夷山

三姑度暇区

南平市駅からバスで約40分、三姑度暇区にある「太陽城」へ到着した。

ホテルは道路を渡ってすぐの場所にある。

錦江都城酒店(METROPOLO JINJIANG HOTELS)

予約していた「錦江都城酒店」の外観(翌朝撮影)。

部屋は3階のツインルーム。

Trip.comで予約し、約5,000円程度。

日本ではGW中であるが、中国ではまだ五一節休暇前なので、ハイシーズン料金ではなかった。5月1日~5日の間は倍の価格になると思う。

ホテル1階には本場福建省のお茶が嗜める喫茶店があった。

ホテル周辺の地図。

ホテルにチェックインしたのが19:00で、部屋に荷物を置いたのが19:05頃。まだ間に合いそうなので、これから「印象大紅袍」を鑑賞しに行く。

三姑度暇区東門

ホテルから歩いて10分程で、「印象大紅袍」の劇場がある東門地区へ到着した。

この頃19:20。「印象大紅袍」は19:30開演で、券売機での発券は19:15で締め切られていた。

券売機近くにいた係員に聞くと、入口付近に有人の臨時発券所があるとのことなので、急いでそちらへ行ってみる。(そもそも微信から予約購入できるが、間に合うか分からなかったので、事前購入はしていなかった。)

開演3分前、超ギリでチケットを購入できた!途中諦めかけていたが、無心でここまで来た。(現金で購入したかったが、おつりが無いと言われ、支付宝で購入した。キャッシュレス支払いで200元超えると3%の手数料が掛かるので避けたかった。)

張芸謀監修「印象大紅袍」

野外劇場の中の様子。「印象大紅袍」とは、中国を代表する映画監督張芸謀がプロデュースした、武夷山の茶文化をテーマに演劇化したショーである。2022年冬季北京五輪の開会式は張芸謀がプロデュースしたものであるが、ここであのような世界観が楽しめる。

ショーの様子を10分の動画でまとめてみた。

飛行機が8時間遅れて午後の武夷山観光が出来なくなったため、せめてこのショーだけも見ておきたかった。

武夷山は今回初めてで土地勘が無く、18:08に南平市駅へ到着した時には間に合うとは思わなかった。

しかしすぐバスに乗車でき、ホテルの立地もよく、すぐに見つかり、かろうじて間に合った。この日、一日が移動だけで無駄に終わることなく、最後に張芸謀プロデュースのショーが見れて非常に満足した。

ショーは1時間10分で終了した。

この川の向こう側は武夷山景区である。明日観光する。

この「印象大紅袍」は基本1日1回毎日19:30から公演される。但し5月1日から5日までは①19:00~、②21:00~、③23:00~と3回公演される。屋外なので雨天時は休演となると思うが、事前確認が必要。微信の検索で「印象大紅袍」と入力すれば、チケット情報が出てくる。

21:00前、ホテル近くまで歩いて戻って行く。

ちなみに昨年広西チワン族自治区の陽朔へ行った際、張芸謀監修の「劉三姐」という同様のショーを鑑賞した。張芸謀は中国の景観が素晴らしい観光地各所で、同様のショーを打ち立てて監修をしているかも。地元で多く雇用を生み、収益を上げるのに貢献している。

三姑街夜市

ホテル周辺には多くの飲食店があり、あちこち散策してみたかったが、昨晩から一睡もしておらず、明日の観光に影響しないよう、早く寝ることにした。

夜は手短に屋台でテイクアウトする。

炒米麺10元を購入し、部屋で食べた。期待はしていなかったが、意外にも美味しかった!

旅行でテンションが高まり、昨晩寝てない割には余り疲れは感じていなかったが、食後シャワーを浴び、22:00過ぎには就寝した。