成田
成田空港第3ターミナルへ向かう
2023年4月に観光ビザ(L)が解禁されたため、7月にビザを取得し、3年10か月ぶりに中国へ行く。春秋航空なので、成田空港第2ターミナルから第3ターミナルへ移動。出発前、家で少しもたもたしてしまい、出るのが遅れ、11:30頃到着した。フライト時刻は12:50。
2時間以上前に到着するつもりでいたが、結局かなり遅れ、少し焦っていた。しかし並んでいる人がほとんどおらず、拍子抜けした。
ほとんどの乗客が中国の方だ。ちらほら日本語を喋っている子供達がいるが、その親は中国のパスポートと子供用の紺色の日本のパスポートを手にしている。両親どちらかが中国の方で、子供を連れて里帰りするようだ。
自分のようにこれから旅行に行きます!という、いかにも風な日本人旅行者は皆無だ。
久々に搭乗する春秋空港。
この日は8月11日。春秋航空は8月16日から機内販売を再開するとのことで、往路は機内販売がない。
800円程のオプション費用を払って座席は窓側3Aにした。
飛行機は沖止めであったが、定刻通り出発した。
離陸直後の様子。
成田周辺。
利根川だと思う。
飛行機は迂回して霞ヶ浦上空を飛行中。
関東平野。東京湾らしい海が見えるが、具体的にどこの辺を飛行中か分からなかった。春秋航空はLCCで、座席にモニターはない。
神奈川上空と思う。遠くに富士山が見える。
富士山に近づいてきた。
離陸後30分程で入国カード(外国人用)を配り始めたが、自分の座席周辺で受け取ったのは自分だけだった。以前、長い間黄色の書式であったが、暫く来ないうちに変わっていた。
長野、岐阜あたりの山岳部上空を飛行している間、入国カードを書き、書き終えて外を眺めたら海が見えた!日本海側ののようだが、モニターがないので、どこの変か分からない。日本の地形は詳しい方だと思うが、こんな地形あったかな?
後で地図で調べたら若狭湾上空に差し掛かっているところであるのが分かった。
この景色、、
こんな感じだ。こういう角度で見たことないし、どこかと考えたこともなかった。
そして、明らかに「天の橋立」らしい景色が見えた。
なるほど、京丹後空付近を飛んでいるんだ。
とてもキレイなビーチが見える。ああいうところで泳いでみたい。なんて場所だろう。
ここは自分のお気に入りの城崎温泉。円山川が見える。冬になったらまた行きたい。
鳥取砂丘が見えた。離陸からここまで約40分ほど。
鳥取砂丘、千代川、湖山池が見える。ここから山陰沿線を徐々に離れていき、日本海へ突入していった。
更に30分程で朝鮮半島、韓国上空に到達。
韓国の地形はよく分からない。
韓国を抜ける。
天津
離陸から2時間半程で中国大陸へ入って来た。
空気がどんよりしている。
天津市街地と市内を流れる海河。
間もなく着陸。
天津濱海国際空港
15:37 天津濱海国際空港へ到着した。
直轄市の国際空港であるが、人が少ない。この時間帯、到着便も成田からの春秋航空しかないようだ。事前に申告済でQRコードを取得していた健康申告も、何ら問題なくパスできた。
「臨時入境許可受理」と書かれたカウンターがあった。ここでトランジットビザが必要な人は申請する。
人はいなかったが、電気は付いてOPENしているようだ。呼び出せばだれか出てくると思う。既定の条件下、ここで最大144時間(6日間)のトランジットビザが取得できるはず。
自分はこの制度をビザ取得後に知ったが、第3国経由で短期間、中国滞在する予定はないので、使わないと思う。それに今、ビザ取得はそれほど大変ではない。
Alipayのインストールマニュアル。今回の旅行前月の2023年7月からクレジットカードで紐付け出来るようになり、外国人でも普通に使用できるようになった。自分は事前に設定していたが、今回中国入国後3日目で初めて使用した。
入国手続きをする。飛行機を降りて、ここまで8分程。天津空港は人が少ないので、北京の空港と比べ、恐ろしい程、早く外に出れた。
1Fの到着ロビーへ出てきたが、ここから地下鉄乗り場へは行けなかった。また外にも出れないようになっていた。地下鉄に乗るには、出発ロビーがある3Fへ上がる必要がある。
途中見かけたレンタルWifi。無制限で約400円/日か。
天津濱海国際空港 国際線(T2)→国内線(T1)への連絡通路
天津濱海国際空港の国際線はTerminal 2にある。ここから地下鉄に乗車するには、3F出発ロビーの連絡通路を通り、Terminal 1へ移動する必要がある。タクシーで市内に行く場合も、Terminal 1へ移動する必要がある。
Terminal 1へ移動した後、地下鉄に乗車する場合は、B3まで下る必要がある。
天津市地下鉄2号線/濱海国際機場駅
B3へ降りてきた。
中国で地下鉄に乗る場合、荷物検査と身体チェックがある。
天津地下鉄もスマホ決済が浸透していたが、自分はまだ楽天モバイルのローミング準備が出来ていないので、現金で切符を買う。改札隣にある有人のBox窓口で、現金で切符を購入できた。切符はコイン式であった。空港から天津駅まで3元。過去2回、空港からタクシーで天津駅へ移動したが、1回目は51元、2回目は70元であった。時間的にもほとんど変わらないし、断然地下鉄の方がお得である。
天津市地下鉄2号線の停車駅。
空港から天津駅まで9駅ある。
始発なのと、もともと人が少ないので、余裕で座れた。
地下鉄2号線車中の様子。
地下鉄天津駅
空港駅から約23分ほどで地下鉄の天津駅に到着。
天津市の地下鉄路線図。ちなみに高鉄で北京南駅までは、天津駅始発と天津西駅始発、どちらでも行けるが、空港からだと天津駅の方が近いので、自分は毎回、天津駅を利用している。
地下鉄乗り場から、通常の鉄道駅まで、地下の出入口から直接行けるが、駅舎の写真を撮るため、わざわざ外へ出る。
地下鉄降りてから、すぐに高鉄のホームへ行けたのに、結構遠回りしてわざわざ外へ出た。
天津駅南口広場
天津駅南口広場へ出ると、すぐバス乗り場がある。
天津駅駅舎の時計台が見えた。
ここの周辺に今風の飲食店が結構ある。
天津駅駅舎
駅舎の写真を撮る。わざわざこの写真を撮るため、15分程ロスした。だけどこの景色を眺め、再び天津へ来た!と実感する。
高鉄のチケットは、中国鉄路12306.comのスマホアプリで購入済み。クレジットカード(VISA)で購入できるようになった。但し1か月1人4回購入までの制限がある。変更、キャンセルもできるが、これらも1回分とみなされる。例えばどこかの区間を2枚購入し、その後1枚変更、1枚キャンセルした場合、その月はアプリ購入終了となる。当月更に切符を購入する場合は、窓口で購入する必要が出てくる。更に切符はチケットレスとなっている。中国籍の方は身分証明証、外国籍はパスポートが切符代わりになる。
時間が押しているので、さっさと改札内に入る。ちなみに改札内に入るのに、荷物検査とボディーチェックがあり、少し時間がかかるので、その点も注意が必要。
中国の鉄道は出発時刻の10分ほど前に改札が閉まったりするので、少なくとも出発20分前には待合室前にいた方が安全である。日本の新幹線のように、出発3分前でも改札外にいて、飛び乗りしたりすることはできない。
天津駅構内の天井壁画。
毎回来て眺める度に感動する。
前回2019年4月に来た時は、ここの乗り場周辺にいろいろなお店があったが、今は店も半減し、写真左側のように壁が出来ていた。前回同様、KFCで何か買って、車中で食べようと楽しみにしていたが、KFCは無くなっていた。
高鉄に乗る前、飲み物を持っていなかったので、この店でジュースを買うため支付宝(Alipay)を使おうとしたら、うまく動作せず、現金支払いをした。初支付宝(Alipay)失敗!しかし現金でも普通に対応してくれ、嫌な顔もされなかった。
車中の様子。
自分の座席はA1で窓側を取っていたのだが、一番先頭で窓が小さく、外の景色がうまく取れなかった。
16:46 定刻通り出発。
北京南駅までノンストップ、30分で到着する。
天津と北京の境界にある河北省付近と思われる。10日前の大雨の影響は全く見られない。
自分の席の頭上にある電光掲示板を見たら、時速305㎞/hを出していた。
武清を過ぎた付近。天津ー北京間の沿線は、以前は何もない無法地帯の殺風景な風景であったが、徐々に街が形成されつつある。