四川省

黄龍/黄龍国家級風景名勝区 九寨溝、黄龍、四川省満喫旅行⑥

黄龍へ行く

5:00頃起床。今日は7:00のバスで黄龍に向かうので、荷物をまとめて6:30過ぎにホテルを出た。

バスターミナルまで徒歩10分くらい。

バスターミナルに隣接している九通陽光大酒店。標準房で1泊360元だった。

バスターミナル。少し早めに着いた。

黄龍行きのバスだ。

ほぼ定刻通り出発。黄色いダウンの来ているのはバスガイドの唐姐。

九寨溝→黄龍のバスであるが、帰りの切符も乗客優先で車内販売していた。黄龍はツアーで行くケースがほとんどで、個人で行く場合はタクシーが基本になるという。九寨溝へ戻る場合、現地でバスのチケットを購入するのはほぼ無理らしい。松藩へ行く場合は、帰路、川主寺を経由するので、そこから乗合タクシーを手配してくれるという。黄龍観光後、そのまま松藩へ行く予定であったが、情報不足で手段が分かず、最悪タクシーを考えていたので、非常に有難かった。

途中2か所休憩した。1か所目。この辺はアバ・チベット自治州でチベット文化圏である。

ちなみにこのバスに自分以外、日本人が3人乗車していた。1人旅の男性と2人組の男性。服装や「歩き方」を読んでいるのでお互い日本人と気付いていたが、特に話はしなかった。

2か所目。休憩というより、一応観光だ。

雪宝鼎

雪宝鼎(標高4003m)。
標高4003mでこの辺で一番高い、つまり峠の場所だったらしい。
晴れていれば、ここから岷山山脈の主峰で聖なる山と崇められている雪宝山(標高5588m)が望めるらしい。

しかし風が強く、寒く、霧で曇っていて雪宝山どころか周辺すらよく見ず、観光どころではなかった。

黄龍観光について

標高3000m以上あるので、酸素缶は必須。現地で1本30元~で売られていた。成都市内では10元程度であるが、飛行機での持ち込みは不可。

ベストシーズンは秋。1~5月は水が無いらしい。更に晴れの日がベストであるが、3,000mを超す山の地域なので、晴れを狙っていくのは難しく、こればかりは運次第。

地理的に九寨溝とセットで行くのが効率が良い。但し九寨溝から黄龍までは約130km離れている。これは東京-日光間の距離に相当。

2017年の九寨溝地区大地震、2018年の集中豪雨により九寨溝は被害を受けたが、黄龍は大きな被害を受けておらず、開放している。

どのみちコロナが収まるまでまともな観光が出来そうもないが、まもなく高鉄が開通するので、その後、行った方が便利と思う。

(2020年10月記)

 

黄龍

黄龍到着

10:00過ぎ、九寨溝口から3時間かかって黄龍に到着した。

1992年に九寨溝と共に世界遺産に登録されている(九寨溝とセットではなく、独立して登録)。

正式な入場口とロープウェイ乗り場は少し離れている。入場料とロープウェイセットで310元と結構高い!これまでの経験上、中国観光地で過去最高金額だ!車内でお金を集め、唐姐がまとめて購入しれたのだが、団体割引とかなかった。

今日は松藩まで移動する予定で、全荷物を持って来ていた。なので荷物の心配があったのだが、バスの中で無料で預かってくれた。憂いなく身軽になれて非常に有難かった。

ロープウェイに乗り場。

唐姉から15:30頃、下に戻って来いと言われた。フリーで来たつもりなので時間制限を受けるのはやや不本意であるが、5時間あるし、交通手段も確保できているので、ここは妥協した。実際5時間あれば十分で、時間が余った。

通常の入場口から徒歩(登山)で最高峰の五彩湖までも行けるが(ロープウェイが出来るまではそうするしかなかった)、黄龍はフリーで来る観光客は少なく、時間制限を受けるので、ロープウェイで上まで登り、徒歩で下山するのが効率的だ。そもそも五彩池地点は標高3700mなので、無理しない方がよい。

しかしロープウェイに乗っても一番上の五彩池に直結しているわけではなく、地図上の白い線を歩かなければならない。

30~40分程、このような道を歩いていく。

20分ほどして見えてきた!
なんか凄ェ!

映月彩池

写真とかでは見ていたが、実際目の当たりにするとかなり凄く、感動!

五彩池(標高3700m) 

ロープウェイに乗り、黄龍最大の観光スポットであるここ五彩池まで約1時間かかった。

この水色は何なのか?

見る角度によって、色が変色する。

この世の光景とは思えない。

マジで凄い!

なかなかこの景色から離れられない。

雨が降ってきた。
これはこれで絵になる

もちろん傘は持ってきた。

前方に見える建物は黄龍古寺の屋根。

正に自然の神秘である。

前方に見える建物は黄龍古寺の屋根。

雨が本降りとなってきた。

それでも絵になる。

禹王廟。後ほどあちらへ行って休憩する。

禹王廟

禹王廟。

雨が本降りになってきたので、暫く休憩した。

寒くなってきたので、ホットコーヒーを購入したが、17元と高かった。しかも1本1元もしないスティック状のインスタントである。

非常に名残惜しが、バスの時間もあるので下山することにした。

争艶彩池

玉翠彩池

明鏡倒映池

超天然の石灰質。

金沙舗地

洗身洞

蓮台飛瀑

迎賓彩池

流れるように下山してきて、1時間はかからなかった。

少し時間が余ったので、インフォメーションセンターで待つ。土産物売り場もあり、食事もできる。お昼食べていなかったので、カップ麺を食べた(15元)。普通の食事もあったが、40~60元と日本価格で高い。おまけにマズそうだったので食べなかった。カップ麺を食べていると、いかにもお土産風チベット衣装を着ている2人連れが食事をしているのが目立った。同じバスに乗っていた日本人だ!!気付いた時、吹き出しそうになった。いや、Nice!!自分も今度やってみよう。

土産物売り場に面白い用語集があった。

中国の地方や少数民族地域に行くと、結構こういう用語集を見かけることがある。
この後、結局15:30に乗客が集まらず、16:00過ぎにバスは黄龍を離れた。

川主寺

川主寺バスターミナル

1時間程度で川主寺のバスターミナルに到着。自分はここで下車し、バスはそのまま九寨溝口まで戻っていった。出発するバスの窓越しに、お土産チベット衣装の日本人が、驚いた様子でバスの外にいる自分を見ていた。

バスガイドの唐さんが呼んでくれた乗合タクシーで松藩へ向かう。乗客は自分と内蒙古から来たという親子3人連れだった。