北京市

北京/什刹海の夜景 2023年夏の北京旅行㉕

北京

什刹海

地下鉄8号線の「南鑼鼓巷」駅から南鑼鼓楼を北上して歩き、鼓楼、煙袋斜街を経由して什刹海へとやって来た。昼間来たことはあるが、夜来たのは初めてである。

前回来たのは大学生の時で、什刹海観光に来たのではなく、什刹海の后海沿いにある「宋慶齢同志故居」の見学のためにやって来た。この辺、以前は静かな水辺であったが、2000年代から若者向けの店やナイトスポットが増え、雰囲気が激変した。

什刹海は西海、前海、后海の少々で、前海と后海は銀錠橋という橋を境に分かれている。こちらの景色は「前海」の様子。

2014年、浙江省杭州から北京を結ぶ総延長2500㎞に及ぶ京杭大運河が世界遺産登録されたが、什刹海も大運河を構成する通恵河の一部として含まれ、世界遺産となっている。

銀錠橋

前海と后海の境にある銀錠橋。

観光用のボートは、銀錠橋の下を潜り、前海と后海を行き来している。

「銀錠橋」。

暫くの間、「銀錠橋」の上で什刹海の夜景を眺めていた。

中国には「蘇湖(江浙、湖広)熟すれば天下足る」と言葉があったが、南方の穀物が大運河を経由し、紫禁城の後方にある什刹海へと水運を利用して運ばれてきたかと思うと、なんとも感慨深い。

地百遊船埠頭

前海沿いを歩いていくと、ボート乗り場があった。

20:00過ぎ。この時間、混んでいたわけではないが、ボートに乗る人ためにチケットを購入する人は絶えない。

ボートの価格表。一番安い足漕ぎボートで4人乗り150元(1時間半)。4人揃えば1人37.5元なので、そこそこお手頃な価格だと思う。

世界遺産「大運河」

ボート乗り場の近くに「大運河」の石碑があった。

夕方18:00頃、地下鉄8号線の「南鑼鼓巷」駅から南鑼鼓楼を散策しながら北上して歩き、鼓楼、煙袋斜街を経由して什刹海へ辿り着いた。昼間は房山地区の周口店遺跡へ行き、帰りに盧溝新橋隣の小清河橋を見学した。1日かなり充実した日となった。この後、地下鉄8号線「什刹海」駅へ行き、「珠市口」で下車してホテルへ戻った。

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