山東省

泰安/封禅の儀と泰山 孔廟・孔府・孔林と泰山③

泰安

漢庭泰安駅前店

曲阜バスターミナルからバスで泰安へ移動。道中約1時間爆睡していた。泰安駅前で下されたが、そこはちょうど自分が予約していた漢庭泰安駅前店の目の前であった。14:30頃チェックインをし、外の気温が高すぎて汗だくであったので、シャワーを浴びて、外へ探索へ出かけた。

上海→曲阜、泰安へ移動

今回の旅行の移動ルート。

岱廟街路

泰安駅前から2路の市バスに乗り、岱廟近くまで来た。

岱廟(封禅の儀)

岱廟へ来た。

入場料30元、意外と高い。

ここは秦の始皇帝以降、有力で権力の強かった歴代の皇帝が封禅の儀を行った場所である。また泰山登頂はここから開始するのが正式とされる。

配天門

仁安門

天門

正陽門

岱廟を出る。1時間くらい見学した。

岱廟近くの店でエッグタルトが売られていた。

2路のバスで駅前に戻る。

徒歩でも戻れる距離であるが、バスは安いので。

泰山駅

泰山駅へやって来た。

やって来たというよりホテルが泰山駅前の位置にある。

泰山は山の名前で泰安市にあるが、駅名は「泰山站」となっている。

駅前広場の様子。

なんか閑散としている。

外はまだ明るいが18時前なのでここで夕食を食べることにした。

先ずは泰山ビール。

メインの料理の写真を撮り忘れた!
この後、ホテルに戻り、明朝早いので20:00前に寝た。

泰山

朝5:00に起床し、チェックアウトしてフロントに荷物を預け、5:40頃、泰山入口へ来た。

一天門

紅門

紅門。ここで門票(入場券)を買う。

門票80元。

入って早々に裸族が出現!

この人たち、深夜登って、明け方ご来光を拝み、今下山してきたのか?多分そのようだ。

自分は十分早く来たと思っていたが、先には先がいた。

まだ6:00過ぎである。

闘母宮

四槐樹

中天門

一天門から登り始めて約2時間、8:00前に中天門へ着いた。

ちなみにここまではバスでも来れる。またここから山頂方面へロープウェイもでている。つまり泰山は自力でなくとも山頂へ行く手段があるが、自分はもちろん自力で登っていく。

具体的な距離が示されている。

2時間掛けたが、まだ3.8㎞しか進んでいない。

更に上を目指して登っていく。

雲歩橋

       !!!

山の崖に文字が彫られている。あんな場所に一体どうやって彫ったのだろう?

階段脇の下を見ると結構ゴミが投げ捨てられている。

十八盤

ところどころ「紅牛」という看板が目に着いていたが、この時、はじめてRed Bullの存在を知った。

水は1本5元等、山の中の割には良心的な価格だ。紅牛は10元。

ここから南天門まで全長800m、高さ400m、1600段の階段があり、天に架けるハシゴのような場所となっているらしい。

急こう配な階段を上っていくと、ある領域から霧が出て視界が悪くなってきた。

そういえばだんだん人が多くなってきている気がするが、自分が遅くて追い付かれているわけではない。中天門から途中参加で登ってきた人が多いのが原因だ。

下を見下ろす。

南天門

10:17に南天門へ到着した。中天門から2時間、紅門からだと4時間過ぎている。一般的には普通のペースであろうか?

五嶽獨尊

なんといっても泰山の人気スポットはここ。

ここから人がいなくなることはない。

現在の人民幣5元札の図柄に描かれている場所である。

あいにく霧がかかって視界が悪く、お札と同じ景色は垣間見れなかった。

玉皇廟

山頂の玉皇廟へ行く。

玉皇廟へ行くには更に少し登る。

再び五嶽獨尊。

霧が消えず、5元札の景色は拝めなかった。

中華風クレープが売られていた。

買ってみた。
1個5元。油条とネギが入っている。事実上、これが今日の昼食だ。

山頂付近にある売店の様子。南天門以上のこの一帯には2時間くらい滞在していた。

12:30に下山をする。

結構な急勾配だ。

南天門を振り返る。

残念なことにゴミがあちこちに捨てられている。

山中で喫煙しないで欲しい。

14:35、中天門へ到着。

行きは2時間掛ったが、下りは1時間であった。

最後、簡易三脚を持っていたので自撮りしてみた。

杖と赤いハチマキは登山途中で購入したが、下山後、捨ててきた。

15:00ちょうどに出口に着いた。

紅門

朝来た時は早かったせいか店が閉まっていて気が付かなかったが、紅門付近にはお土産屋がたくさんある。

ちょっと迷ったが、何も買わなかった。

こうして9時間に及ぶ泰山詣では無事に終わった。

高鉄「泰安駅」

一天門付近からタクシーでホテルへ戻って荷物を受け取り、そのまま高鉄の泰安駅へ来た。

市内から高鉄泰安駅までタクシーで約15分、32元した。

2008年に中国高速鉄道(中国版新幹線)が開業して以来、今回初めて乗車する。
駅構内は無駄に広い。

自分が乗車するのはG149 北京南駅発の上海虹橋行き。
それにしてもなんか空港並の規模だ。

上海虹橋まで二等座で375元、約3時間半の旅。東京-広島くらいの距離感だ。

乗車10分前にアナウンスが流れ、改札が通れるようになる。日本みたいに好きな時間に駅ホームには入れない。

定刻通りにやって来た!

車中の様子。

見た感じ、日本の新幹線と変わらない。

しかし乗客のマナーは日本と違っていた(上海虹橋到着前)。