鄭州
只有河南 戯劇幻城

ホテルのある鄭州駅東口からタクシーで「只有河南」へやって来た。鄭州駅から早く34㎞でタクシーで45分、105元だった。

ここは2021年6月に開園した、劇場型のテーマパークである。河南省の女性実業家が鄭州郊外に現代版の城壁を築き、箱型のテーマパークの設計とした。入場料は290元とお高めである。

周辺の様子。

場所は鄭州と開封を結ぶ幹線道路沿いにある。公共交通機関でくる場合、鄭州東駅から1日5本程度バスが出ている。また鄭州市内の地下鉄2号線「紫荊山」E出口近くから午前中2本バスが出ている。バスだと1時間半近くかかるのと、バス乗り場を探すのにも時間が必要そうだったので、行きはタクシーで行った。

ここは今や鄭州、河南省を代表するテーマパークとなっているが、「地球の歩き方」にはまだ紹介されていない。


四方を黄土出てきた壁で囲まれている。

中央に一か所、壁に裂け目がり、そこから中へ入ることができる。



中へと進んでいく。

中へ入るとまず斬新な壁面アートがあった。

このテーマパーク、河南省の結晶の賜物ともいえる。

壁の中の概略図。

すこし城内をうろつく。

KFCがあったので、いろいろと見学する前にランチをした。ちょうどお昼時であったので。


1950年代~1960年代の街並みが再現されている。

当時のスローガン、ポスターが展示されていた。

とても興味深い。

毛主席語録の一部。













この辺のポスターはレトロ感があるが、1950~1960年代の中国のものではない。中国にコカ・コーラが入って来たのは1980年代である。

文革時代にこのポスターはあり得ない。文字も簡体字ではない。租界時代の上海で普及していたのであれば説明がつく。

こちらの建物でこれから劇をやるので入場した。

1958年大躍進時代の河南省をテーマにした内容で、面白かった。

演劇は中国語のみであるが、バレイなどもあり、見応えは十分ある。

演劇の内容は、動画で少し見れます。
火车站劇場

14:30から火车站劇場で「火车站」とうう演劇を鑑賞する。290元の入場料には3つの大型劇があり、3つのうち一つを選んで鑑賞することができる。

1時間半と長丁場の劇である。テーマは1942年の河南省が舞台。




曹操的麦田

こちらは「曹操的麦田」という演劇。三国志の曹操も河南省出身である。





40分で終了した。

暫く、また城壁内をふらふらと見学する。






バンドの演奏もあった。歌のテーマは、何かしら河南省に関するものを関連付けている。

再びレトロなポスター。明らかに中華人民共和国建国後のものではない。

中華民国時代のものと思われる。









日が暮れてきた。18:00過ぎの様子。

壁の外の様子。

再び壁の中の様子。





フードコート内の様子。

「ここから離れても、どこへ行っても河南の土を忘れるな」


19:00過ぎ、バスの時間が気になったので、壁の外へ出た。壁にはアート動画が流れていた。





この様子の一部は動画で鑑賞できます。







19:40のバスに乗車するため、19:30過ぎに外へでた。次のバスは最終の20:20であるが、最終にのれないと怖いので、1本前のバスで帰ることにした。しかしまだここに居たかった。閉園は20:00である。

バスの案内。S605が鄭州市内の紫荊山行きで、S606が鄭州東駅(高鉄)行きである。どちらも5元。

その他のバス情報。

バスに乗車し、50分程で紫荊山へ到着した。この場所で降ろされた。写真のバスは乗って来たバス。


高架を潜って道路の反対側へ行く。


高架を潜るとすぐに地下鉄2号線の「紫荊山」駅があった。E出口である。行きのバスもおそらくこの付近から出発すると思う。
