成都
陳麻婆豆腐((旗艦店)

14:45頃、成都熊猫繁殖センターからタクシーに乗り、青羊宮近くにある「陳麻婆豆腐」旗艦店へやって来た。

こちらは1862年、同治元年創業の麻婆豆腐発祥のお店である。

前回来た時、本店と称する場所は別の場所にあった。今回「陳麻婆豆腐」の店舗の場所を確認したところ、市内何か所かあったが、「旗艦店」と称する店舗が青羊宮近くにあり、是非そこで食べてみたい!と思い、やって来た。

店内の様子。午後15:30過ぎなので、混んではいなかった。

メニュー一覧。

老舗とはいえ、やはり中国現地の飲食店は日本と比較するとかなり良心的で安い!

初めに担担麺を食べる。本場成都の担担麺である!

担担麺6元(約130円)。DeepSeekで、成都で美味しい担担麺はどこで食べられるか調べたところ、「陳麻婆豆腐」が一番に出て来た!

本場成都の担担麺は、写真のようにお茶碗程度の小碗に入った少量でおやつみたいな軽食である。

ラーメンようなスープは無く、麺の下に辣醤、花椒、豚肉そぼろなどがあり、かき混ぜて食べる。

実は、地元では文化大革命の時に一旦廃れてしまった。しかしその後、海外から逆輸入の形で復活した。

しかしながら地元成都や四川省他都市には数多くの麺料理があり、日本で人気のある担担麺でも、地元では数ある麺料理の中の一つに過ぎず、知名度は高くない。

日本の担担麺は香港経由で入ってきて、独自に且つ高度に進化し、本場のものとは大きくかけ離れた、別ものとなっている。究極のおいしい担担麺を求めるのであれば、本場、四川省成都ではなく、日本のどこかを追い求める方が、ありつける気がする。


20分程待ち、麻婆豆腐が出て来た!

陳麻婆豆腐22元(約450円)。前回来た時は小10元、大20元であったが、今は1種類だけである。

そして麻婆豆腐には欠かせない白ご飯(白米)。

2元(約50円)。こちらは好きなだけ食べられる。前回来た時はタイ米のような細長い米で残念感があったが、今回は日本のお米と遜色なく美味しいお米であった。米が高騰している日本からして見れば非常に有難い!

担担麺はすぐ出てきたが、麻婆豆腐は時間がかかった。厨房の方を覗いてみると、麻婆豆腐は10皿ほどまとめてぐつぐつ煮込んでいるのが見えた。

こちらが超本場成都の、麻婆豆腐発祥のお店で食べる、超本格!麻婆豆腐である!!

辛いというか、花椒の痺れの方が強く、本場感溢れる美味しさである!

このお店、新宿、大阪駅、横浜みなとみらいモール内等にも支店があり、ほぼ同じ味を日本でも味わえる。夜は高くなるので、お昼のランチメニューがお薦めである。

最後に食後の締めとして杏仁豆腐を食べた。担担麺と同じお椀に入って来て、量はやや多く、お得感がある。

杏仁豆腐6元(約130円)。味は日本で食べれるものと同じく、とても美味しかった。

現在、春秋航空の成田-重慶線がまだ復活しておらず、関東から四川省へ来るのが割高となり、来ずらくなっている。しかしながらまた成都へ来る機会があれば、是非このお店を再訪したい!

陳麻婆豆腐の営業時間案内。

今回、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地からタクシーで来たが(51元)、地下鉄で行く場合の経路。食後、地下鉄5号線の青羊宮駅まで歩いて行く。

陳麻婆豆腐(旗艦店)の前の道を800m程直進して歩き、青羊宮駅へ着いた。こちらは13号線最寄りの出入り口で、まだ使えない。旗艦店からの道中、ずっと地下鉄13号線の工事をしていた。

地下鉄13号線が開通すれば、杜甫草堂駅から行った方が近くなる。それにしても旗艦店周辺は見所が多い。そして13号線は天府空港へ直結する。

地下鉄5号線の出入口から、「青羊宮」の門が見えた。